黄疸の数値が高いと言われたけど、どうすれば下がるんだろう?
授乳のやり方を変えるだけで、本当に数値って動くの?
新生児の黄疸は多くの赤ちゃんに出るものだと言われても、実際に自分の子の顔色を見たり、数値を聞かされると、まったく気持ちは軽くなりません。
僕たちの子も生後4日で光線療法を受け、いったん退院したあとの再受診で、数値がまた上がっていると言われました。
僕たちは不妊治療を経て赤ちゃんを授かり、いま生後10日を過ぎたところです。
今回は、医師の指導で授乳のやり方を変えたところ、3日後の再受診で黄疸の値が16→13に下がり、体重も200g増えたという経過を、実際の数値と一緒にまとめてみました。
同じように「数値が下がらない」と不安になっている方の参考になれば嬉しいです。
授乳を変えて3日で、黄疸16→13・体重+196g

先に結果から書きます。
| 項目 | 生後7日 | 生後10日 |
| 体重 | 2,766g | 2,962g(+196g) |
| 黄疸の数値 | 16 | 13 |
参考までに、出生体重は2,786gでした。
つまり生後7日の時点では、生まれたときより体重が減っていたことになります。

すごく増えたね…!
新生児の体重増加の目安は1日25〜30g程度と言われているので、3日で約200gはかなり多い増え方です。
ただ、いったん減った分を取り戻す時期は、目安を超えて増えることもあるそうです。
減っていた状態から追いついたと考えると、納得のいく数字でした。
※数値はすべて我が家の実測値です。基準は日齢や体重によって変わるので、この数字をそのままご自身のお子さんに当てはめないでください。
生後7日、体重が減っていると言われた

生後4日で光線療法を受け、数値がいったん下がって退院しました。
そこからは妻が毎日、直母でがんばっていて、1回の授乳に1時間近くかけることもありました。
それなのに、生後7日の再受診で「体重が減ってる」と怒られ、黄疸の数値も上がっていました。

毎日ちゃんとあげてたし、搾母乳もたくさんとれるのに
このとき医師から言われたのが、授乳は片乳5分ずつで切り上げて、あとは搾乳で足すことという指導でした。
正直、最初は納得できませんでした。
もっと吸わせたほうがいいはずでは、と思っていたからです。
医師に怒られて授乳方法を変えた話はこちらから
黄疸と授乳は、悪循環になることがある

ビリルビンは、便と尿から出ていく
黄疸の原因になるビリルビンは、便と尿から体の外に出ていきます。
母乳が足りていないと、腸から再び吸収されて体に戻ってしまうため、黄疸が長引いたり数値が上がったりすることがあるそうです。
つまり、飲めていないと出ていかない。
飲む量を確保することが、そのまま数値を下げる方向に働くということです。
黄疸が強いと、眠くて飲めなくなる
もうひとつ、知って腑に落ちたことがあります。
ビリルビンが高いと、赤ちゃんは眠くなるということです。
活気が落ちて、飲む力も落ちるというのも黄疸のときによく挙げられる症状でした。
うちの子も、起こしても起きない、くわえてもすぐ寝てしまう、という状態でした。
あれは性格でも、僕たちの授乳が下手だったからでもなく、黄疸そのものの影響だったのかもしれません。
この2つが合わさると、こういう流れができてしまいます。
- 黄疸が強い
- 眠くて飲めない
- ビリルビンが出ていかない
- さらに黄疸が強くなる
- もっと眠くなる

よく寝てくれて助かるね
と話していた時期が、実はこの輪の中だったのかもしれない、と思うと少しぞっとしました。
だから「長く吸わせる」ではなく「確実に量を入れる」
ここまでわかって、医師の指導の意味がやっとつながりました。
新生児は吸うだけで体力を使ってしまうそう。
眠くて力が出ない赤ちゃんに1時間くわえさせても、飲めた量より消耗のほうが上回ってしまう。
これが、毎日がんばっていたのに体重が減っていた理由のひとつでした。
一方で、搾母乳を哺乳瓶で足せば、直母より少ない体力で飲めるようです。
吸う力が出ない赤ちゃんでも、量が入ります。
黄疸の数値が下がるまでにやったこと4選

やったことは、医師に言われたことをそのままやっただけです。
ただ、順番と区切り方が今までと決定的に違いました。
① 直母は片乳5分ずつで切り上げる
右5分、左5分。合計10分で終わりにします。
まだ吸っていても、寝てしまっていても、そこで切ります。
最初は

途中でやめるなんて
と思いました。
でも、長く吸わせること自体が目的ではないと理解してからは、時計を見て機械的に切り上げられるようになりました。
② 足りない分は搾母乳を哺乳瓶で足す
直母10分のあとに、あらかじめ搾っておいた母乳を哺乳瓶であげます。
哺乳瓶なら、何ml飲んだかが数字で見えます。
直母だけだと、飲めているのかどうかを一日中推測し続けることになります。
我が家にはベビースケールがないので、搾乳した量と残した量が、唯一の客観的な数字でした。
ただし、直母の後の搾母乳なので、飲み残すことも多々あり、結局飲めているのかどうか、明確にはわからない状態です。
③ 授乳の前に、次の分を搾っておく
うちの場合は、事前に胸の張りを抑え、母乳の出をよくするためにも、授乳の前に、次の回の分を搾っています。
これで「搾乳→直母10分→搾母乳を足す」が1セットになります。

直母じゃなくて母乳の量が減ったらと思うと、、、
というのが妻が一番こわがっていたところでした。
ただ、乳房から母乳を出す刺激自体は搾乳でも起きるので、直母をやめたわけではない我が家の場合は、量が減ることがないこともわかりました。
④ 飲んだ量と、おしっこ・うんちの回数を記録する
アプリでも紙でも構いません。
我が家はぴよログというアプリで、搾乳量・飲んだ量・排泄回数だけを入れていました。


これは赤ちゃんのためというより、再受診のときに医師へ見せる材料として役に立ちました。
もし再受診で体重が減ってしまっていたとしても、医師に「1日◯回で合計◯ml、おしっこは◯回」だと言える環境は心強いです。
3日で変わったこと|数値より先に、家の中が変わった

再受診で数値を聞く前から、明らかに変わったことがありました。
欲しがる回数が増えた
それまでは、こちらが時間を見て起こしに行っていました。
それが、自分から泣いて起きることも増えました。
- 飲める
- 体力が戻る
- お腹が空いて起きる
- また飲める、
という循環に入った感じです。
飲めていなかったころは、泣く体力すらなかったということなのだと思います。
授乳の途中で寝てしまうことがなくなった
10分で切り上げているので、そもそも寝る前に終わります。
それに加えて、疲れ切って寝落ちしていたのが減った実感もあります。
数値が下がっても、見ておくように言われたこと

こんな時は注意してください。
- 生後2週間を過ぎても黄疸が引かない
- 便の色が白っぽい(母子手帳の便色カードで1〜3番)
- ぐったりしていて、起こしても飲まない
- おしっこの回数が明らかに減った
- 白目まで黄色い
とくに眠りがちについては、さきほど書いた通り黄疸のときによく見られる状態である一方で、注意すべきサインとしても挙げられているものです。
「黄疸だから眠いだけだろう」と自己判断で様子を見ないでください。
母子手帳の後ろのほうには、うんちの色見本が載っているページがあります。
恥ずかしながら僕は、退院してから初めてちゃんと見ました。
素人が見て判断できる話ではないので、気になったら産院か小児科に電話するのが一番早いです。
夫にできたこと|記録と、受診への同行
正直、僕にできたことは多くありません。母乳を出すことも、数値を下げることもできません。
やったのは、搾乳した量と飲んだ量、おしっこうんちをアプリに入れること、哺乳瓶での授乳を担当すること、受診に一緒に行って医師の説明を自分の耳で聞くことくらいです。
ただ、医師の説明を2人で聞いておくと、診察中も家に帰ってからも妻が一人で抱え込まなくて済むということには、効果があったんじゃないかなと思います。
まとめ|新生児の黄疸の数値が高いと言われたときに知っておきたいこと
黄疸の数値に正解の下げ方があるわけではありませんし、特別なことをしなくても自然に下がっていく赤ちゃんもたくさんいます。
授乳を変えれば必ず数値が下がる、という単純な話でもありません。
とはいえ、「毎日1時間かけて授乳していたのに体重が減っていた」という数日間を経験してみて、がんばる量ではなくがんばる向きのほうが結果に効くのだとは思いました。
今回は、授乳のやり方を変えてから黄疸の数値と体重がどう動いたかについてまとめました。
- ビリルビンは便と尿から出ていく。
- 黄疸が強いと赤ちゃんは眠くなり、飲む力も落ちる。
- 新生児は吸うだけで体力を使う。長く吸わせる=たくさん飲める、ではない
- 体重増加の目安は1日25〜30g。
- 生後2週間を過ぎても黄疸が続く、ぐったりして飲まない、便が白っぽいときは産院か小児科へ
夫にできるのは、母乳を出すことでも数値を下げることでもなく、搾った量・飲んだ量・排泄の回数を記録して、次の受診で医師に見せられる形にしておくことだと思います。
数日経ったいま、赤ちゃんは自分から泣いて起きるようになり、飲んだあとは満足そうに寝ています。
あんなに毎日気にしていた数字も、飲めるようになったら後からついてきました。
うまく飲めない時期があっても、そこから追いついていく赤ちゃんはたくさんいます。
〈参考リンク〉
新生児黄疸|MSDマニュアル家庭版 新生児黄疸について|メディカルノート
胆道閉鎖症早期発見のための便色カード活用マニュアル|こども家庭庁



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