カーシェアに毎回チャイルドシートを持ち込むって現実的なの?
赤ちゃんを連れて、車まで運べるんだろうか?
車を持っていない家庭にとって、赤ちゃんとの移動は急にハードルが上がります。
もしもカーシェアを使うなら、チャイルドシートは自分で持ち込むしかありません。
そもそも車まで運べるのか、毎回ちゃんと付けて外せるのか、不安ですよね。
僕たちも車は持たず、車での移動はカーシェアを利用しています。
娘が生まれて車移動について悩んだ末、たどり着いたのが「ベビーシート」を1年借りるという形でした。
今回は、実際にベビーシートをカーシェアの3車種に取り付けてみてどうだったかと、かかる費用をまとめてみました。
これからカーシェアで赤ちゃんを乗せる方、ベビーシートのレンタルを迷っている方の参考になれば嬉しいです。
そもそも「ベビーシート」という選択肢を知らなかった

チャイルドシートを調べていると、出てくるのはほとんど新生児から4歳ごろまで使える回転式のタイプです。
長く使える代わりに、重量は10kgを超えるものが多くなります。
ですが、新生児期に限定した「ベビーシート」という種類があります。
| チャイルドシート(回転式など) | ベビーシート | |
|---|---|---|
| 使用期間 | 新生児〜4歳ごろ | 生後12ヶ月まで |
| 重量の目安 | 10kg以上のものが多い | 2〜3kg台 |
| 持ち運び | 想定されていないことが多い | 取っ手付きで持ち運べる |
我が家が借りたのは、ジョイー(Joie)のアイ・ジュバというベビーシートです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | Joie ベビーシート アイ・ジュバ |
| 本体重量 | 2.85kg |
| 対象 | 身長40cm(2.5kg以上の新生児)〜75cmかつ13kg以下(生後12ヶ月まで) |
毎回持ち込むのは現実的?|11.4kgと2.85kgの差

カーシェアを利用する場合、チャイルドシートは乗るたびに持ち込んで、帰りにまた持ち帰ることになります。
設置したまま置いておくことはできません。
我が家からステーションまでは、場所によりますが徒歩2分〜6分。
マンションなので、その前にエレベーターで1階まで降ろす工程もあります。
元々購入を検討していたのはリーマンのビットターンで、本体重量は11.4kg。
現物を見て探した中では軽いほうです。
- チャイルドシート(11.4kg) …
赤ちゃんとは別に、これを抱えて運ぶ - ベビーシート(2.85kg) …
赤ちゃんを乗せたまま、片手で運べる
家の前まで車を回してから着脱する、という手もあると思います。
ただそれでも、運ぶ工程そのものは消えません。
赤ちゃんを乗せたまま着脱できる
重さと同等にメリットなのが、
- 赤ちゃんを乗せたまま、車まで運ぶ
- 車に着いたら、そのまま設置する
ができることです。
抱き上げて乗せる、という工程が消えます。
寝ている時、泣いている時、窮屈な車の中で、シートに赤ちゃんを乗せるのは大変です。
毎回着脱のあるカーシェアだから、メリットを発揮できる商品だと感じています。
カーシェア3車種で使ってみました

(画像はマツダ3装着時)
カーシェアは車種を選べます。
予約が空いていれば、いくつか車種がいくつか選べる場合が多いのではないでしょうか。
ソリオ・マツダ3・ヤリスの3車種に取り付けた結果、乗せ降ろしのしやすさが車種によってまったく違いました。
設置は5分ほど
固定はシートベルトです(ISOFIXベースは別売)。
装着作業そのものは5分もかかりません。
車種が変わっても、設置については大きく変わりませんでした。
変わるのは、赤ちゃんの乗せ降ろしです。
乗せ降ろしは「ベルトの下をくぐらせる」動作
シートベルトで固定すると、ベルトがベビーシートの上を横切る位置に来ます。
赤ちゃんの足あたりに来るため、乗せ降ろしのときは、このベルトをくぐって、その下に入れる動作になります。
回転式のように自分のほうへ向けることはできません。
この動作のやりやすさが、車種の評価を決めることになります。
また、赤ちゃんの様子を見るために、大人が後部座席に座ることになります。
だから「ベビーシートが付くか」だけでなく、付けたうえで大人がその隣に座っていられるかも重要になります。
ソリオ|車内で立てるのでいちばん楽

3車種でいちばん良かったのがソリオでした。
後部座席と運転席の間にスペースがあり、そこに立てるのが大きいです。
車高があるので車内に入って立ったまま作業ができ、上から赤ちゃんを入れられます。
ベルトをくぐる動作がかなり楽でした。
また、運転席も後部座席もゆったりとしていて、すごく快適でした。
マツダ3|セダンでもコンパクトカーより楽

マツダ3はセダン型。
車内に入って作業するスペースはなく、外から乗せるしかありません。
しかしコンパクトカーより明らかに楽でした。
赤ちゃんを持って動かせるスペースが大きいため、赤ちゃんのポーズも変えやすく、ベビーシートに入れやすいです。
また、運転席を前に出す必要がなく、運転手も自分のスペースを保つことができます。
ヤリス|前席とほぼ接触していてかなりきつい


写真のとおり、ベビーシートの取っ手と前席の背もたれの間にほとんど隙間がありません。
運転席を前に出さないと収まらず、運転手は窮屈になります。
車高が低く、頭上も前後も余裕がないため、ベルトをくぐって入れる動作がとにかくやりにくい。
隣に座るママパパもつらいです。
3車種を並べるとこうなります
| 車種 | 車内に立てるか | 乗せ降ろし | 運転席の余裕 |
|---|---|---|---|
| ソリオ | 立てる | いちばん楽 | 問題なし |
| マツダ3 | 立てない | コンパクトカーより楽 | 問題なし |
| ヤリス | 立てない | かなりきつい | 前に出す必要あり |

コンパクトカーや軽車両では、このベビーシートは向いていないかも
という実感です。
費用は1年で13,000円

借りたのはベビレンタで、リユース品を360日のプランです。
| 内訳 | 金額 |
|---|---|
| レンタル料(リユース品・360日) | 11,000円 |
| 往復送料 | 2,000円 |
| 合計 | 13,000円 |
短期で借りるより、1年借りるほうが割安
| 期間 | リユース品の料金 | 1ヶ月あたり |
|---|---|---|
| 30日間 | 5,280円 | 5,280円 |
| 90日間 | 8,030円 | 2,677円 |
| 180日間 | 9,350円 | 1,558円 |
| 360日間 | 11,000円 | 917円 |
(送料なしでの計算。2026年9月時点で、金額は変動する可能性があります)
30日と360日の差は、5,720円しかありません。
里帰りや帰省で1ヶ月だけ借りようとしている方は、期間を延ばしたほうが結果的に得になることがあります。
借りるより、買うほうが安い場合があります
| 費用 | |
|---|---|
| リユース品を1年借りる | 13,000円 |
| 買う | 16,800円(楽天・送料無料) |
| 新品を1年借りる | 約21,000円(19,030円+送料) |
リユース品レンタルとの差は3,800円。
新品を借りると、買うより高くなります。
つまりベビーシートに関しては、レンタルが安いのはリユース品を選んだ場合だけです。
中古に抵抗があるなら、買ってしまったほうが安く済みます。
なお、360日のプランでも、そのあと延長することができます。
1年で足りなければ、そのまま使い続けるという選択もできます。
ただし、公式の契約書には、レンタル期間以降の延長は別途算出した金額で再契約すると書かれています。
上の料金表がそのまま適用されるわけではないので、延長したい場合は問い合わせが必要です。
また、レンタル期間を過ぎると自動で買い取りになる仕組みがあります。
返す予定なら、返却日を先にカレンダーに入れておくことをおすすめします。
リユース品、実際どうだった?

届いたリユース品は、汚れも傷も匂いも中古感もありませんでした。
ビニールに包まれていて、言われなければリユース品とは分かりません。
ベビレンタは商品状態について、合格・不合格の基準を写真付きで公開しています。
除菌洗浄や動作確認の工程も明記されていました。
それを見て納得できるかどうかは人によりますが、我が家は届いたものを見て何も気になりませんでした。
チャイルドシートは出産前に買うべき?|我が家は産まれてからレンタル

チャイルドシートは出産までに買っておくもの、という表記が多いですが、車のない都市部の家庭だと、事情が少し違うと思います。
産院への移動も、退院も、電車やタクシーなことが多いのではないでしょうか。
我が家の場合は、名古屋市の妊婦タクシー券があったので、そもそも車で迎えに行くという発想がありませんでした。
カーシェアを使うような地域なら、退院の日に車が必要な家庭のほうが少ないと思います。
必要になったのは産まれてから。
赤ちゃんとの移動は、車があると圧倒的に楽でした。
- 公共交通機関や徒歩中に泣かれると、対応に困る
- 授乳やおむつ替えは、車の中で済ませられる
- 赤ちゃんとのお出かけは荷物が多い
ベビー向けの買い物や遊び場は、郊外にあることが多いこともあり、

やっぱりチャイルドシートがいる
となりました。
買わずに借りたのは、踏みきれなかったから
金額だけで言えば、チャイルドシートを買ったほうが安いです。
3万〜5万のチャイルドシートを4歳まで使えば1年あたり1万円前後、12歳まで使えるタイプならさらに安くなります。
それでも借りたのは、購入に踏み切れない状況だったからです。
- 車種によるサイズの違いがわからない
- チャイルドシートが実際運べるものなのかわからない
- でもすぐ使いたい
車を持っていないのに、3万〜5万のチャイルドシートを急いで決めるというのは、僕たちには難しかった。
1年借りれば、少なくとも判断を1年先送りにできます。
そのあいだに、車をどのくらい使うのか、重さがどれくらい負担になるのかが掴めてきます。
正直なネック|1年で使えなくなる
弱点もご紹介します。
今回レンタルしたベビーシートの使用年齢は生後12ヶ月まで。
レンタルも1年で契約していますが、身長75cmか体重13kgに達した時点で卒業というのがメーカーの推奨です。
成長が早い子は1年もたない可能性があります。
そして卒業してしまえば、結局チャイルドシートが必要になります。
そのときには、チャイルドシートを運ぶ生活になるかもしれません。
カーシェアで赤ちゃんを乗せる問題は、1歳からが本番かも、と感じています。
実際、

1年だけなら無駄なんじゃないか?
とも考えました。
それでも、この1年に限れば代わりが効かない
それでも借りてよかったと思っています。
赤ちゃんを乗せたまま運んで、そのまま設置できるのは、この1年しかできない使い方です。
1歳からのことは、そのとき改めて考えます
まとめ|ベビーシートを借りる前に知っておきたいこと
チャイルドシートは家庭ごとに事情が違いますし、最初から回転式を買って長く使う方もたくさんいます。
ただ、カーシェアで利用する方は、チャイルドシート選びや運用方法に慎重になっていることだろうと思います。
10kg前後を毎回運ぶ生活を想像していたところに2.85kgという選択肢があったのは、我が家にとって大きな衝撃でした。
今回は、ベビーシートを1年レンタルして、カーシェアの3車種で実際に使った記録をまとめました。
- カーシェアは乗るたびに持ち込み、帰りに持ち帰る
- 乗せ降ろしの楽さを決めるのは、車高と後部座席の前後長
- 車内に立てる車なら、上から入れられて一気に楽になる
- 後部座席の座り心地も見ておくと安心
- ベビーシートは生後12ヶ月〜15ヶ月までが多い
1年後にはまた次を考えることになりますが、いまのところベビーシートですごく助かっています。
1年で今後の車の必要性や、チャイルドシートについて見極めていきます。
〈参考リンク〉
アイ ジュバ ベビーシート ジョイー(joie)|ベビレンタ


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