妊娠中に増えた体重、本当に戻るんだろうか?
産後なのに、入院中のほうが増えてるんだけど大丈夫?
妊娠中の体重は、健診のたびに気にしてきた数字だと思います。
それだけに

産んだら減るはず
と思っていたのに減っていないと、一気に不安になりますよね。
妻は妊娠38週3日で破水し、36時間のフルコース出産。
退院してからは完全母乳で育てています。
今回は、妊娠10週から産後36日(1ヶ月健診)までの妻の体重を、健診で測った実際の数字をまとめてみました。
あくまで我が家という一例ですが、産後に体重がどう動くのかを事前に知っておくだけでも、当日の受け止め方は変わると思います。
いま妊娠中の方、産んだばかりで体重計を見て焦っている方の参考になれば嬉しいです。
※増え方・戻り方には大きな個人差があります。
健診で指導を受けている場合は、必ずそちらを優先してください
完母の授乳・搾乳スケジュールはこちらから
妊娠10週〜37週の体重推移

妊娠前の体重を基準(±0kg)にした差です。
| 時期 | 妊娠前との差 |
| 10週 | +2.4kg |
| 13週 | +1.9kg |
| 17週 | +3.4kg |
| 21週 | +4.1kg |
| 25週 | +6.1kg |
| 28週 | +6.7kg |
| 30週 | +7.6kg |
| 32週 | +8.6kg |
| 35週 | +9.8kg |
| 36週 | +10.3kg |
| 37週 | +11.8kg |
10週から13週にかけて、一度だけ減っています。
妻は当時、

うんちが出てなかったから!
と言っていました。
冗談で話していましたが、妊娠初期はホルモンの影響で便秘になりやすい時期です。
あながち間違いでもないのかも。
妻がやっていたこと|妊娠中期から1日10km歩く
健診で何も言われていませんでしたが、妻自身はかなり体重を気にしていました。
やっていたことは、歩くことです。
妊娠中期から、1日10kmを目標にとにかく歩いていました。
産休に入ってからは、通勤がなくなるぶん意識的に「家を出る用事」を作って歩いていました。
ただし、歩く量は体調と医師の指示が最優先です。
切迫早産の診断が出ている方、お腹が張りやすい方は真似しないでください。
産後の1ヶ月の体重推移

| 時点 | 妊娠前との差 |
| 産後5日(退院日) | +13.7kg |
| 産後13日(2週間健診) | +8.8kg |
| 産後20日 | +5kg |
| 産後36日(1ヶ月健診) | +2.1kg |
出産すると、赤ちゃん・胎盤・羊水が一気に出ていきます。
当然その分は減るものだと思っていました。
ところが産後5日目は+13.7kg。
37週のときより1.9kg増えています。

産んだのに増えてるって、どういうこと?
むくみのピークは産後2〜3日
妻の足は、入院中に足首が完全に消えていました。
妻は7日間の入院予定のところ、産後5日で希望して退院しています。
その退院の日には、いつものスニーカーが入りませんでした。
調べてみるとこれはよくあることで、足の甲がゾウのようになることもあるとも説明されています。
症状のピークは産後2日目ごろとされていました。
産後のむくみはピークが産後2〜3日、その後2週間ほど続くことが多く、産後1ヶ月健診のころには元に戻ることが多いとのことでした。
原因はホルモンの変化で、娠中に分泌されていたエストロゲンには水分や塩分をため込む働きがあり、産後はこのホルモンが急激に減るため、体内の水分バランスが崩れて余分な水分が組織にたまるとされています。
産後すぐの体重増加は脂肪ではなく水分なのです。
産後入院中の過ごし方はこちらから
帝王切開は点滴の量が多い分むくみやすいとされる
一般的に多いとされる理由のひとつが、帝王切開の点滴です。
帝王切開は点滴量が多くなるため、体内に入る水分量が増える分むくみやすくなるとされています。
体を動かせない時間が長いと血行が滞り、よりむくみやすくなるとも言われています。
ちなみに妻の場合、手術が終わったのは夜でしたが、その日の術後、自分で歩いて病室へ戻っています。
本人は

もともと痛みに強いのと、妊娠中ずっと歩いていたのが大きいと思う
と言っています。
ただ、術後の回復は麻酔の効き方や手術中の状況、痛み止めの合い方で大きく変わります。
歩けるかどうかは体力や気合いで決まるものではありません。
分娩そのもので減る量は思ったより少ない
そもそも出産で直接減るのは3〜5kg程度と言われているようです。

ええ!そんなもんなの??
赤ちゃんの体重、羊水・胎盤・卵膜、出血や発汗を足しても、その程度にしかならないそう。
じゃあ何が妊娠中に増えているのかというと、大きくなった子宮・増えた血液量・蓄えた皮下脂肪とのこと。
これらは産んだ瞬間に消えるものではなく、数週間かけて戻っていくようです。
だから退院時に体重が増えているのは、むしろ普通のことみたい。
産後13日の2週間健診で+8.8kg|水が抜けて一気に戻る
退院から1週間ほどで、+13.7kg→+8.8kgまで落ちました。
8日間で4.9kgです。
脂肪が落ちたというより、入院中に増えた水分とむくみが抜けたというのが実際のところだと思います。
妻の足首も、この頃かなり戻ってきました。
産後20日で+5kg
そこからさらに1週間ほどで、+8.8kg→+5kgまで落ちました。
水分が抜けきったあとも減り続けているので、この段階からは妊娠中に蓄えた分が実際に減っているということになります。
産後36日の1ヶ月健診で+2.1kg
そして1ヶ月健診で+2.1kg。
妊娠前とほぼ変わらないところまで戻ってきました。
2週間健診からの22日間で6.7kg減った計算です。
そして妻は、この間特に食事を減らしていませんし、運動も妊娠前より少ない状態です。
妻がやっていたのは、赤ちゃんを抱っこしたらスクワットを10回する、ということのみです。
なぜ減るのか|授乳は1日350kcalの消費

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」では、授乳婦のエネルギー付加量は1日あたり+350kcalと定められています。
授乳している女性は、していない女性より1日350kcal多く食べる必要があるという意味です。
裏を返せば、母乳をあげるだけで1日350kcal分が体から出ていっているということになります。
350kcalは、ごはん大盛り1杯と少し、菓子パン1個、ウォーキング1時間半〜2時間分くらいのイメージとされています。
1ヶ月健診で言われたこと
母体の1ヶ月健診で、先生から

顔色いいね!
体重すごい減ったね。やっぱ完母ってすごいね
と言ってもらえたそうです。
でも僕としては数字が戻ったこと以上に、顔色がいいと言ってもらえたのが大きかったと思います。
戻らなくても焦らなくていい理由
ここまで我が家の数字を書いてきましたが、この記事を読んで「うちは戻ってない」と焦ってほしくないというのが本音です。
戻り方は条件で本当に変わります。
- 授乳方法:完母・混合・完ミで消費エネルギーが違う
- 分娩方法:帝王切開は運動再開が遅くなる
- むくみの抜け方:個人差が大きい
- 睡眠:新生児期はまとまって眠れず、体調にも影響する
- もともとの体型・妊娠中の増加量
完母でも戻らない方はいますし、完ミでもすっと戻る方もいます。
産後3ヶ月、半年、1年かけて戻ったという話も普通にあります。
そもそも妻は妊娠中期から1日10km歩いていた人で、その土台があった上での数字です。
同じにならなくて当たり前だと思ってもらえたら嬉しいです。
むくみで一点だけ気をつけたいこと
厚生労働省の資料によると、妊娠中・出産直後は深部静脈血栓症/肺塞栓症が起こりやすい状態に含まれ、主に片方の膝から下の脚に赤み・腫れ・痛みが出た場合は、急いで医療機関を受診する必要があるとされています。
血栓が肺に詰まると胸の痛みや呼吸困難などの症状が出て危険な状態になるためです。
両足が同じようにむくんでいるのと、片脚だけが腫れて痛むのは、まったく別の話になります。
何かいつもと違う、おかしいと感じることがあれば、病院へ行くようにしてください。
まとめ|産後の体重計に乗る前に知っておきたいこと
体重の増え方にも戻り方にも正解はありませんし、1年かけてゆっくり戻る方もたくさんいます。
完母にすれば減る、という話でもありません。
とはいえ、妻は妊娠中からもずっと体重を気にし続けていたので、意外とすぐに戻ったという体験情報があれば、妻も安心できたのかなと思い、今回僕たちの推移をまとめてみました。
- 分娩そのもので減るのは3〜5kg程度
- むくみのピークは産後2〜3日、多くは1ヶ月健診ごろまでに落ち着く
- 帝王切開は点滴量が多い分、むくみやすいとされる
- 授乳婦のエネルギー付加量は1日+350kcal(厚労省)
- 片脚だけが腫れて痛む、息苦しさを伴う場合はすぐ受診
数字が動くのは、体が回復してきた証拠でもあります。
どんな戻り方だとしても、母子ともに元気であることがいちばんの正解なんじゃないかと思います。
〈参考リンク〉
妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針 解説要領(PDF)|こども家庭庁
産後、足のむくみがなかなか引きません。むくみの原因と解消法は?【医師が回答】|花王 メリーズ マタニティ応援ナビ
むくみのピークは産後2日目!? 授乳は?産後ママの体トラブル対策を産婦人科医が伝授|たまひよ
産後のむくみの原因とは?解消法や気を付けるべき浮腫について【医師監修】|ガーデンヒルズウィメンズクリニック
深部静脈血栓症/肺塞栓症(いわゆるエコノミークラス症候群)の予防Q&A(PDF)|厚生労働省





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