産後の面会って、入院中と退院してからどっちがいいんだろう?
「いつ会いに行っていい?」と聞かれたけど、なんて答えるのが正解なんだろう?
赤ちゃんが生まれて、両親や友人に報告すると

会いに行きたい
と言ってくれることが多いですよね。
こちらも嬉しく、みんなも悪気なく「会いたい」と言ってくれているだけなのですが、妻の体調や、授乳のリズムがある中で日時を決めるのは、神経を使う作業でした。
妻は前期破水から陣痛誘発、吸引分娩を経て最終的に緊急帝王切開という経過で、産後はかなり体がボロボロの状態でした。
その状態で、僕たちは出産の翌日と翌々日に、両家の親族に来てもらっています。
そして退院後に妻が言ったのは、

入院中に来てもらってよかった
家だったらしんどかったと思う
でした。
今回は、産後の面会を入院中にお願いした我が家の実際の流れと、妻が「入院中のほうが楽」と感じた理由、逆に入院中だからこその不便だった点をまとめてみました。
これから面会の日程を決める方、親戚から連絡が来て返事に困っている方の参考になれば嬉しいです。
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産後の面会ルールは産院で違う|時間・人数・年齢制限を先に確認

日程を考える前に、まず病院の面会ルールを確認が必要です。
ここが決まらないと、そもそも選択肢がないからです。
僕たちがお世話になった産院の面会時間は、こうなっていました。
- 平日:13時〜20時
- 土日祝:13時〜17時
人数や続柄の制限は特になく、比較的自由に来られる産院でした。
ただ、これはかなり恵まれているケースのようです。
産院によっては面会は入院中1回のみ、1回2名まで、10〜15分程度といったルールを設けているところもありますし、感染症の流行状況によって、夫やパートナーのみに制限されることもあります。
なので、親戚に返事をする前に、まず産院のルールを調べることが重要です。
妻は夜に帝王切開で赤ちゃんを産みましたが、夫の僕も次の日13時からしか妻に会えずちょっとびっくりでした。
妻は1人でいるのが苦手なので、なるべく一緒にいたかったのですが、産院側のルールが絶対だからそれは仕方ない。
産後の面会は入院中がおすすめ|妻が「楽だった」と言った理由5選


入院中でよかった
家に来られてた方がきつい
理由を聞いていくと、入院中の面会は制約が多いのではなく、制約があること自体がメリットになっていました。
理由1:面会時間が決まっているので、終わりを自分で切らなくていい
家に来てもらう場合、いつ帰ってくれるのかが分かりません。
僕も妻もこれが一番きついです。
楽しく話していても、時間が経つと疲れてきてしまう。
体がつらくても、自分から「そろそろ」とは言い出しにくい。
病院なら、面会時間という自分以外が決めたルールがあります。
時間になれば終わりです。
誰も気を悪くしませんし、こちらが切り出す必要もありません。
理由2:「次の人が来るので」が自然に使える
我が家は2日間で複数の親族に来てもらいました。
結果として、次の人が来ることが、前の人が帰る理由になりました。
連続で来るのはそれはそれで大変ですが、帰そうとするのもなかなか難しです。
これは狙ってやったわけではないのですが、終わりの合図が自動的に発生するのは想像以上に楽でした。
理由3:家を掃除しなくていい
家に来てもらうとなれば、掃除機をかけて、水回りを拭いて、赤ちゃんのものを片付けて、、、という作業が発生します。
産後の体でそれをやるのは現実的ではありません。
病室は、人が来るからと気を張らなくていい場所でした。
理由4:もてなさなくていい
家なら、お茶を出す、お菓子を出す、場合によっては食事をどうするかまで考えます。
病室では、そもそももてなす前提がありません。
来た人も「すぐ帰るから」というモードで来てくれます。
この空気の差は大きいです。
理由5:自分の生活の場を明け渡さなくていい
家に人を入れるということは、休む場所を一時的に明け渡すということです。
産後は横になりたいときに横になりたい。
でもリビングに人がいると、寝室に引っ込むのも気まずい。
病室なら、ベッドはあくまで妻のもので、来た人のほうがお客さんです。
主導権がこちら側にあるというのが、結果的に一番の違いでした。
連絡なしで来た父への対応|病院なら待たせられる

入院中の面会のメリットが一番はっきり出たのが、この場面でした。
僕の実家は、今住んでいる場所に近いので、父は気軽に来られる距離です。
そのため、事前の連絡なしに病院まで来てしまいました。
悪気はまったくなく、孫に会えるのが嬉しかっただけなのだと思います。
我が親ながら全く信じられないことをしてくれる。
ただ、そのときちょうど授乳の時間でした。
そこで1時間ほど待ってもらいました。
近くで時間を潰してもらって、授乳が終わってから病室に来てもらう形です。
これが家だったら、こうはいかなかったと思います。
玄関先まで来てしまった人に

1時間外で待っていて
とは言いにくい。
実質、開けるか開けないかの二択になってしまいます。
病院には様々なルールや色々な検査のタイミング、しかも「今は授乳の時間なので」という、誰も反論できない理由があります。
病院が代わりに断ってくれるという感覚に近いです。
親世代は「行くね」の一言もなく来てしまうことが、割とあります。
それ自体を防ぐのは難しいので、来られても対応できる場所で会うというのは、現実的な備えなのかもしれません。
入院中だと思い通りにならないこと

ここまで書くと入院中がいいことばかりに見えますが、不便な点も同じ理由から生まれます。
制約があることがメリットなら、その制約はデメリットにもなります。
シャワーや授乳のタイミングを、こちらで動かせない
妻が一番気にしていたのがこれでした。

せめてシャワー浴びてから会いたい
産後のシャワーは、体調や傷の状態を見て許可が出るもので、こちらの都合で「面会の前に入っておこう」と決められるものではありません。
特に妻は帝王切開でしたし、たまたま元気だったから出産の次の日からシャワーを浴びられましたが、基本的には産後数日は入浴できないと思っていた方がいいとおもます。
また、回診や授乳指導の時間も病院側のスケジュールです。
面会の時間に自分のコンディションを合わせることはできません。
人に会うのに、髪も洗えていない状態で、というのは女性にとってはかなり気になる部分だと思います。
体調の波に合わせられない
産後の体調は日によって、というより時間によって変わります。
約束した時間に、たまたま一番つらい波が来ることもあります。
僕の妻の場合、吸引分娩から緊急帝王切開になり、会陰切開の傷もあるという状態でした。
傷が痛くて立ったり座ったりするのが怖いからと、面会中もほとんど立ったまま話しています。
我が家が入院中の面会を乗り切れたのは、妻がもともと痛みに強く、気力のある人だったからです。
同じ経過をたどった人が全員できることではないと思いますし、実際、妻もかなり無理をしていたはずです。
産褥期はできるだけ横になって休むべき時期とされています。
「入院中のほうが楽」というのは、あくまで来てもらう前提での比較であって、休むことより優先すべきという話ではありません。
🔗 産後の回復のためにできることとは? 産褥期の過ごし方|牧田産婦人科
退院してからのほうがいいケースも
我が家は入院中を選びましたが、逆のほうがいい状況もあると思います。
- 産院の面会制限が厳しい場合:
そもそも親族が入れない産院もあります - 帝王切開後で、座位や移動がつらい場合:
面会自体が負担になります - 赤ちゃんに黄疸や体重の問題があり、処置や再受診が続く場合:予定が読めません
- 上のお子さんがいて、面会に連れて行けない場合
大事なのは「どっちが正解か」ではなく、どちらのしんどさなら引き受けられるかを、夫婦で決めておくことだと思います。
退院後にする場合は、先に終わりの時間を伝えておくのがおすすめです。
「14時から15時くらいで」など最初に区切ってしまえば、家でも終わりを切りやすくなります。
入院中に自動でついてくるものを、自分で用意するイメージです。
まとめ|産後の面会を決める前に知っておきたいこと
面会のタイミングに正解はありませんし、退院してから落ち着いて会って、それで何の問題もないご家庭もたくさんあります。
入院中にすれば全部うまくいく、という単純な話でもありません。
とはいえ、傷が痛くて座れず、立ったまま人と話していた妻を横で見ていて、タイミングの良し悪しよりも、「終わりをこちらで決められるかどうか」のほうが効いていたのだと思いました。
今回は、産後の親戚の面会を入院中にお願いした我が家の体験と、入院中・退院後それぞれの向き不向きについてまとめました。
- 面会の日程より先に、産院のルールを確認する
- 入院中の面会が楽なのは、終わりの時間を自分で決めなくていいから
- 家での面会は、掃除・もてなし・終わりの見えなさが同時に乗る
- 退院後にするなら、終わりの時間を先に伝えておく
- 産褥期は本来休む時期。発熱、傷の強い痛み、出血量が急に増えるなどがあれば、面会より受診を優先する
夫にできるのは、痛みを代わることでも、気を使わせないことでもなく、妻の体調に予定を合わせることだと思います。
我が家は、あのとき来てもらってよかったと思っています。
妻は今も「入院中でよかった」と言いますし、両家の親も孫の顔を早く見られて嬉しそうでした。
会いに来てくれる人がいるというのは、それだけでありがたいことです。
個人的な意見ですが、入院中でも退院後でも、お母さんと赤ちゃんが無理をしていない形を目指すことが重要なのかなと思います。
〈参考リンク〉
入院・面会のご案内|東京慈恵会医科大学附属病院母子医療センター
産科病棟における面会時間の変更について|東京大学医学部附属病院 総合周産期母子医療センター
産後の回復のためにできることとは? 産褥期の過ごし方|牧田産婦人科



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