お産って、実際どんなふうに進むんだろう?
何を準備して、当日どう動けばいいのか、全然イメージが湧かない
初めてのお産ってわからないことだらけですよね。
やることの少ない夫の僕すら何をしていいかわかっておらず、それより大変な妻も、実際お産がどんなものなのかわからない不安に苛まれています。
普通分娩の予定で、当日は自分の体の力で産んでいくことになるのに、その流れも頑張りどころもピンとこない。
同じように、
- 出産準備教室(母親学級)って、行く意味あるの?
- 普通分娩って、結局なにを頑張ればいいの?
- 立ち会う予定だけど、夫は何をすればいいの?
今回は、先日、妻が産院の出産準備教室に行ってきたのでその内容をまとめました。
僕は参加していないので、帰ってきた妻から聞いた話です。
とはいえ、聞いた内容は立ち会う側にもめちゃくちゃ役立つものだったので、妻が教わってきたことをまとめることにしました。
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出産準備教室(母親学級)って、行く意味あるの?

妻が帰ってきて開口一番

行ってよかった
と言っていました。
出産準備教室は分娩方法を問わず、妊婦さんがお産や育児について学べる場みたい。
だから無痛分娩でも自然分娩でも役に立つ内容なのですが、うちみたいに「お産のイメージがまったく湧かなくて不安」という人には、特にありがたいと感じました。
理由は、
- お産の流れがイメージできる
- 「どうなったら産院に連絡していいか」がわかる
- 夫の役割が具体的にわかる
というのが主なところ。
僕らの産院ではこの教室は30週以降にならないと受けられないものでした。
最初の助産師外来のときに

こういうママ講座がありますよ
と案内をもらって、妻が申し込んだ形です。
「母親学級」「両親学級」などと呼ばれることもありますが、内容は産院や自治体によってかなり違うようです。
今回の教室は少人数で、当日参加していたのは2人だけ。
講師の助産師さんの反応的に、珍しく少人数の回だったみたい。
だからなのか進め方も、参加者が聞きたいことを助産師さんが答えてくれるスタイルだったとのこと。
最初に自己紹介をしてすぐ質問コーナーになったみたい。
妻は「陣痛から分娩までの流れ」、もう1人の方は「母乳育児」について質問していたそうです。
聞きたいことをその場でぶつけられるのは、少人数ならではでよかったみたいです。
普通分娩って、結局「何を頑張ればいい」の?

妻は普通分娩の予定なので、当日は陣痛の痛みと向き合いながら、自分の体の力で産んでいくことになります。
だからこそ「何を頑張ればいいのか」を先に知っておきたい、というのが妻のいちばんの動機でした。
同じ気持ちの方も多いと思います。
妻が教室で聞いてきた話を整理すると、「頑張りどころ」はざっくりこの4つでした。
- お産の流れをあらかじめイメージしておく
- 陣痛の痛みを逃す方法を練習しておく
- 夫の協力体制をつくっておく
- 「どうなったら産院に連絡するか」を知っておく
このうち、お産の流れのイメージづくりにすごく効いたのが、助産師さんが使ってくれた股関節の骨格標本と赤ちゃんの人形だったそうです。

お産がこのくらい進んだときは、骨盤はこのくらい開いていて、赤ちゃんはこの辺にいます
と、目で見て確認できる。

「子宮口が何センチ」と言葉で言われてもピンとこないのが、標本だとイメージできた!
と話していました。
「何が起きるか分からない」が「だいたいこうなる」に変わるだけで、不安はかなり軽くなったみたいです。
陣痛が始まったら、まず何をすればいい?
意外だったのが陣痛が始まったら、とにかく動くということでした。
助産師さんいわく、

横になって耐えるよりも、寝るより座る、座るより立つ、立つよりスクワット
体を起こして動いているほうが赤ちゃんが下りてきやすく、結果的にお産が早く進んで、トータルの痛みも少なくなるのだそうです。
痛いとつい横になりたくなるけれど、そこをあえて動く。
これは知らないとできない発想だと思います。
そしてもう一つが呼吸。
痛みの最中は、とにかく長く息を吐き続けるのがコツだそうです。
息を止めたり早い段階でいきんだりするのはNG。
痛い波が来たら、止めずに長く吐く。
さらにお産が進んで陣痛が2分おきくらいになってきたら、目を開けて、声は出さずに、息を吐き終えたタイミングでいきむという段階も教わってきていました。
ただ、いきむタイミングは早すぎても良くないので、本番は助産師さんの合図に従うのが大前提。
ここは「こういう流れになるんだ」というイメージとして頭に入れておく感じです。
陣痛の痛みって、どうやって逃すの?
妻が教えてもらったのは、陣痛のときに腰やお尻のあたりを反対側からぐっと押し返してもらうと楽になる、という方法でした。
痛いときに腰〜仙骨のあたりを押し返すこと自体が痛みをやわらげてくれるみたい。
テニスボールを使って押す人も多いそうです。
ポイントは、楽になる場所が人によって微妙に違うこと。
だから本番ぶっつけではなく、「ここが楽」という点を事前に本人と一緒に探しておくのが大事なんだとか。
ここで夫の出番です。
助産師さんに

ぜひ家に帰って、毎日パパに押して練習してね!
と教えてもらったらしく、帰ってきた妻から

今日から毎日押して!😡
と任命されました。
というわけで僕は、出産まで毎日妻の腰を押す係です。
調べてみると「カウンタープレッシャー」と呼ばれる定番の痛みの逃し方だそう。
本番でいきなり楽な点を一発で押すのは難しいため、事前に探し当てておくことが重要みたい。
またやってみて思いますが、陣痛の間、強く押し続けるにはかなり力が必要です。
その練習としても、毎日妻の腰をおすのが重要だと思います。
妊娠中でも押して良くて、妻も楽になるみたい。
これはむしろありがたい宿題でした。
ちなみに、腰を押してあげる目安は陣痛の間隔が5〜6分くらいのときだと妻が教わってきました。
さらに間隔が縮まってきたら、押すより次のサポートに切り替える。
タイミングまで具体的に教えてもらえると、当日あたふたせずに済みそうです
立ち会い出産で、夫は何をすればいい?何をしちゃダメ?

僕自身、立ち会う予定なのに

何をすればいいの?
という状態だったので、妻が持ち帰ってくれた話はありがたかった。
妻が教わってきた夫の役割は、さっきの腰を押す係に加えて、声をかけること、そして妻の側に気持ちを向けて一緒にいることがありました。
さらに、骨格標本を使いながら

お産がこのくらいのときは、パパにはこれをしてもらおう
と段階ごとに説明してくれたそうで、妻から聞いただけでも、当日の自分の動きがだいぶイメージできるようになりました。
間隔が5〜6分くらいのうちは腰を押す。
さらに進んで2〜3分おきまで縮まってきたら、押すのは切り上げて、今度は妻の首をそっと持ち上げて、目線をおへその方へ向けてあげる。
いきむ姿勢のサポートに回る、というイメージだそうです。
このあたりも本番は助産師さんが声をかけてくれるはずなので、こういう流れがあると頭に入れておくだけでも違うなと思いました。
また、具体的に「パパが準備しておくもの」として挙がったのが、ハンディファン・汗拭きシート・飲み物。
お産は長丁場で汗もかくので、妻を扇いだり、汗を拭いたり、水分をとらせたりするのが夫の出番なんだそうです。
逆にやってはいけないことも、妻が教えてくれました。
助産師さんいわく、立ち会い出産でスマホをいじって「まだ生まれないの?」みたいなことを言うパパが年に何人かいるそうです。
それに対して、

もしそんなパパだったら、私たちが奥さんの代わりに平手打ちするから遠慮なく言ってね
と助産師さんが言っていたとのこと。
立ち会う夫の本質です。
要は、その場にいるだけじゃなく、ちゃんと妻に気持ちを向けていられるか。
当日スマホはしまっておきます。
「これって陣痛?」産院に連絡するタイミングは?

普通分娩怖いのが、

これって陣痛?まだ電話しちゃダメ?
と判断しなきゃいけない場面。
僕が一緒にいる時ならまだいいですが、妻が1人の時にきてしまうとかなり不安だと思う。
教室では、どんな状況になったら産院に連絡していいかの目安も教えてもらえたそうです。
教えてもらってわかりやすかったのが、痛みの変化の順番でした。
陣痛の痛みは
- 生理痛のような痛み
- 腰の痛み
- うんちが出そうな痛み
というように変化していく、ということでした。
そして「うんちが出そうな痛み」になったら、もう赤ちゃんの頭が出てくるからすぐ病院へ行かなくてはいけないとのこと。

陣痛ってどんな痛み?
が掴めない人にとって、痛みの変化はイメージしやすいのではないでしょうか。
妻も

その基準を先に知れただけでだいぶイメージしやすくなった!
とのこと。
ただ、妻が聞いてきた話もうちの産院の場合はという前提です。
最終的には自分の産院の指示が最優先なので、まだ聞けていない人は次の検診で確認しておくと安心です。
入院準備はいつから始める?
妻が教室で

まだ入院準備してないんです
と言ったら、助産師さんにちょっと怒られそうになったそうです。
30週を過ぎたら、陣痛はいつ来てもおかしくない。
だから入院バッグは早めに用意しておくべき、というのは確かにその通り。
我が家はこの話を聞いて、今あわてて準備を進めています。
入院バッグの中身や出産前に購入したものについては別記事にてまとめる予定です。
母乳育児の準備|マッサージはいつから始める?

うちの回でもう1人の参加者の方が質問していたのが、母乳のこと。
妻も気になっていたので、聞いてきた話を共有します。
ひとつ覚えておきたいのが、母乳とそのために必要なホルモンは夜間に出やすいということ。
だから

母乳育児を頑張りたい人は、なるべく夜の授乳をがんばると軌道に乗りやすい
と教わってきたそうです。
夜中の授乳はしんどいけれど、そこが踏ん張りどころなんですね。
そしてもう1つ重要なのが、出産前からのおっぱいマッサージ。
産院でもらったテキストの母乳のページを見ながら、やり方を教わってきたみたい。
開始時期の目安は37週くらいからと教わったそうです。
ここは少し注意が必要で、乳頭への刺激は子宮の収縮を促すことがあるため、いつから始めていいかは必ず産院(助産師さん)の指示に従ってください。
「37週くらいから」というのもあくまでうちが教わった目安で、お腹の張りやすい人・早産リスクのある人などは時期や可否が変わります。
やり方も、自己流ではなくテキストや助産師さんの説明に沿って行うのが安心です。
まとめ
妻が持ち帰ってくれた話をまとめると、「何を頑張ればいいの?」の答えは、お産の流れをイメージしておくこと、痛みの逃し方を練習しておくこと、夫の協力体制をつくっておくこと、産院に連絡するタイミングを知っておくこと。
この4つに集約されると思います。
不安が完全に消えるわけではないけれど、「何が起きるか分からない」が「だいたいこうなる」に変わるだけで、気持ちはずいぶん軽くなります。
- 出産準備教室は分娩方法を問わず役立つ内容がいっぱい
- 普通分娩で頑張るのは「お産の流れのイメージ・痛みの逃し方・夫の協力・連絡タイミング」の4つ
- 陣痛の痛みは腰〜仙骨を押し返して逃す。楽な一点を夫婦で探して練習しておく
- 立ち会いの夫の仕事は、押して・声をかけて・側にいること。
教室に行ったのは妻で、僕はその報告を聞いただけ。
それでも、妻が「自分で産む」ための準備をひとつずつ重ねているのが伝わってきました。
僕にできるのは、毎日その腰を押すことと、いきみサポート、そしてスマホをポケットの奥にしまっておくことくらいかもしれません。
それでも、隣でできることがあるとわかっただけで、少しだけ心強い夜でした。
〈参考リンク〉
産科医療まるわかりガイド「出産当日。そのとき、何が起こるの?」|国立成育医療研究センター
助産師直伝!陣痛がきた時にやるべきこと・やめたほうがいいことは?|maemo atomo studio
陣痛を乗り切る「いきみ逃し」と上手ないきみ方|木野産婦人科医院
お産の時の病院への連絡時期について(助産師たちのつぶやき)|浜松市子育て情報サイト ぴっぴ
妊娠中に行う「乳頭マッサージ」の効果と方法【医師監修】|ガーデンヒルズウィメンズクリニック
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