出血したあと、流産ってどうやって進んでいくの?
診断されるまで・されたあと、身体と心はどうなるの?
「妊娠初期 出血」で検索すると、出血したという報告まではたくさん見つかります。
でも、そのあと流産がどう進んでいったのか
診察で何を言われ、いつ「流産」と確定し、身体がどうなっていくのか、を最後までの体験は、ほとんどありません。
僕たちは不妊治療を経て、現在は妊娠を継続中の夫婦です。
ただ、ここに至るまでに2度の流産を経験しました。
この記事は、妊娠5週で大量出血した日の続きです。
出血までの日ごとの経過はこちら
今回は、出血のあと流産と診断されるまでの経過と、診断後の身体・心の様子、生理が再開するまでをまとめました。
いま同じ場所に立っている方が、この先の見通しを少しでも持てたら嬉しいです。
受診しても、すぐには流産と決まりませんでした
病院へ行き、早速エコーにて子宮の状態を確認します。

結果としては、血まみれでよく見えないということ。

多分これが胎嚢かなあ?
というかたまりが、8.8mmで見えます。
でも4日前、胎嚢確認時には8.2mmでした。
この時期の胎嚢は大体1日1mm程度大きくなっていくそうです。
これが胎嚢だとすれば、あまりにも育っていない。
また妻のエコー撮影時のhCG値は2,100。
4日前の妊娠判定時のhCG値は1,000。
順調であればhCG値は48時間で倍増するという話もあります。
なので本来hCG値は4,500程度欲しいところ。
結構少ないからやっぱり危ないのかなあ。
でも妊娠継続の可能性がないわけではないので、薬は継続します。
妊娠初期の出血は流産以外でも起こるため、エコー(胎嚢の成長)と血液検査(hCGというホルモンの伸び)を数日おきに確認して判断する、というのが病院の進め方でした。
この「ほとんど黒のグレー期間」が、流産の経過の中で一番つらかったです。
妻は検索魔になり、僕は「大丈夫」と言うことも「覚悟しよう」と言うこともできませんでした。
流産の診断が下りた日

次の診察で、結果が出ました。
- 胎嚢は8.8mm。前回からほとんど育っていない
- hCGは2,100から112へ急落
日後また病院へ行き、検査をします。
妻は完全に流産を覚悟しています。
事前に、

もう絶対赤ちゃんいなくなっているから、期待しないでね
と念を押されます。
そして病院でまたエコー確認。
血だまりもなくなっていてすごく綺麗な子宮に戻っていましたが、同時に胎嚢もいなくなっていました。
すごく悲しい。
覚悟していたつもりでも、確定するのはまったく別の重さでした。
流産後の生理

その3日後、妻に生理が来ていましたが、かつてないほど生理痛に苦しんでいました。
元々妻は多嚢胞のため、半年~1年ほどに1回しか生理が来ません。
またずっと低用量ピルを服用していたため、子宮内膜も薄く、生理痛が軽かった。
ところが今回妊娠に向けてずっと子宮内膜を厚くし、ふかふかにしていました。
それが剥がれ落ちる痛みで、今までにない生理痛を引き起こしたようです。
通常より多くのレバー状の塊も出たとのこと。

3人だったのにまた2人になっちゃったね
という妻の言葉は重く悲しみを実感しました。
僕には、遺伝子不良で流産が起きたっていう事実が残ったけど、妻のお腹の中には命があって一緒に生きてたんだもんなあ。
男はなんにも肩代わりできなくて本当に申し訳ない。
でもできること頑張って今後も夫婦一緒になって頑張っていきたいです。
生理痛についてはこちらから
原因は「赤ちゃん側の染色体異常」がほとんど

診断のとき、医師から繰り返し言われたことがあります。
原因は赤ちゃん側(受精卵)の染色体異常であって、お母さんの行動のせいではない、ということです。
日本産科婦人科学会によると、妊娠12週未満の早期流産では、流産組織の染色体を調べると約80%に異常が認められたと報告されています。
受精卵ができた段階でほぼ決まっていたことで、防ぎようがなかったのです。
頭で分かっても心が追いつかないのが本音です。
それでもこの事実は、僕たち夫婦がお互いに支え合うために必要な、大きな支えでした。
不妊治療全体の流れはこちらから
まとめ|出血から流産、その後までの経過
- 受診してもすぐには決まらない:
エコーとホルモン値の推移を見る「経過観察」の期間がある - 診断の決め手:
胎嚢が育っていないこと+ホルモン値の急落(僕たちは2,100→112) - 生理の再開は3日後:
通常より重たい生理痛に苦しむ - 原因の約80%は染色体異常
- 心の回復ペースは夫婦で違う
いま経過観察の宙ぶらりんの中にいる方も、診断を受けたばかりの方も、この経過に「正しい過ごし方」はありません。
僕たちも泣いたり検索したり普通にご飯を食べたりしながら、少しずつ進みました。
どうか自分たちのペースを、誰にも(自分にも)急かさせないでください。
〈参考リンク〉
遺伝カウンセリングにおける色々なお話「流産のこと、確率のこと」|山形済生病院(済生会)
妊娠初期の妊娠継続率はどのくらい?hCGとの関係|torch clinic






コメント