3回目の胚移植の記録|意識して取り組んだこと

不妊治療体験
この記事はこんな方におすすめ
  • 胚移植を控えていて、体づくりを知りたい方
  • ホルモン補充周期の副作用やエストラーナのかゆみに悩んでいる方
  • 不妊治療に挑戦している人のリアルな記録を読みたい方

これまで2回の胚移植と流産を経験し、
このたび3回目の胚移植日を迎えました。

2回の流産はどちらも着床はしたものの、
うまく継続には至りませんでした。

流産ってほんとに心に来るものがありますよね。
一度身体に宿した命を失うわけですから

自分を責める気持ちと赤ちゃんへの申し訳なさと様々な想いで妻も苦しんでいます。


今回は3度目の正直。
胚移植に向けて身体づくりをがんばった記録をまとめます。

不妊治療夫

29歳夫と28歳妻の
不妊治療必須の夫婦です!
2024.11. 妻多嚢胞性卵巣症候群と診断。
2025.03. 不妊治療専門医にて治療開始。
2025.04. 男性不妊発覚
2025.04. 採卵凍結
2025.05. 胚移植1回目
2025.06. 妊娠判定
2025.06. 流産 5w4d
2025.07. 胚移植2回目
2025.08. 流産2回目 5w5d

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1回目・2回目の移植をふりかえって

回数内膜の厚み胚のグレード判定結果備考
1回目最大9.3mm4AB(5日目胚)hCG 2,100 → 胎嚢8.2mm確認後流産5w3で大量出血・鮮血が止まらず流産
2回目最大9.1mm4BB(5日目胚)BT13で出血 その後hCG5,000以上まで上がるも流産5w4dで大量出血し流産

2回目までは内膜も十分厚く、ホルモン値も悪くなかったのに結果が続かず、
気持ち的にも落ち込みました。

ただ、どちらも着床はしているので、母体が悪いわけではなく、
赤ちゃん側の遺伝子不良だと考えています。

しかしもう流産したくない。
胚移植前の身体づくりから色々意識して取り組むことを増やしました。

意識して取り組んだこと

3回目の移植に向けて、これまで以上に体を整えることを意識しました。
どんなに医療的なサポートを受けていても、日々の生活リズムや食事は自分で作る“土台”だと感じています。
今回はその土台を丁寧に整えようと考えました。

温活を毎日の習慣に

シャワーで済ませず、毎日湯舟にしっかり浸かるようにしました。
お気に入りの入浴剤を入れて、香りと温かさでリラックス。

身体を温めることは子宮内膜やホルモン分泌によい作用をもたらすため
妊娠に近づけると思います。

薬とサプリを決まった時間に

ホルモン補充の薬とサプリは、毎日同じ時間に飲むようにしました。
スマホのアラームを設定して飲み忘れを防止。
以前はバラバラな時間になってしまうこともありましたが、
前回それで出血があったため、身体づくりの段階から時間を合わせるようにしました。

出血した体験はこちら

食べ物改善

今回から「地中海式食事」を意識した食生活に切り替えました。
オリーブオイル・魚・野菜・豆類・ナッツを中心に、バランスを重視。

とはいってもほんとに意識だけで、
なるべく野菜多めで、「献立に迷ったら魚で」くらいの意識ですが、
少なくともジャンクなものを食べ続けながら後悔するよりも精神的にはよいと感じています。

「無理をしない範囲で、できるだけ整える」ことがモットーで取り組みました。

食事についてはこちら

エストラーナテープがかゆい対策

前回途中からリムーバー・保湿クリーム・保護テープの存在を知り使用し始めましたが、今回は2枚の内から使用し始めました。

さらに市販のステロイド剤「ベタメゾン」も使用し、毎日塗るようにしました。

かゆさがなくなることはありませんが、かゆさの度合いは全然マシとのこと。

妻曰く1日全くかゆくなかったという日も出てきています。

何よりテープの跡が薄くなっています。

前回

今回

掻きむしって赤い部分はありますが、
テープの丸い形が残っている部分はすごく少なくなっていることがわかりますでしょうか。

ぜひ皆さんも使ってみてください

詳しい対策はこちらの記事から

3回目移植の感想

周期日内膜の厚み内容・メモ
生理1日目周期スタート。
生理2日目エストラーナテープ開始
生理11日目内膜8.0mm胚移植日決定
生理25日目グレード4AC(5日目胚)移植日(ホルモン値が整えば実施)

今回も貼り薬の「エストラーナテープ」と飲み薬の「デュファストン錠」にてホルモンを整えていきました。

今回こそうまくいってほしい。
2回流産したし、もう苦しみは十分でしょう。

原因もわからないから悩み続けるし妻は自分を責め続けちゃうし、そろそろ報われたい。

しかし受精卵のグレードはついにCが入ってしまいました。
そして成長の早い5日目胚は今回が最後。

次回からは6日目胚の移植となります。それもまた不安。

でもグレードを気にしているのは日本だけで
海外では胚のグレードに重きを置いていないという話があるなど
気にしすぎる必要はないのかなと思ったり。

できることはもうないんだけど、
着床するのか妊娠継続するのか不安になるばかりです。

温活と食事・サプリを意識しながら続けていきます。

ちなみに今回の胚移植は痛くなかったそうな。

前回痛かった経験はこちら

まとめ

3回目の胚移植は、これまでの経験を踏まえて
体を整えることを意識して挑みました。

1・2回目の移植では、着床はするものの流産という結果に終わり、
心も体も大きく落ち込みました。
しかし、「着床できた」ということは、可能性があるということ。

今回は、

  • 温活を毎日続けて体を温める
  • 薬とサプリを同じ時間に飲む
  • 地中海式食事を意識して栄養バランスを整える
  • エストラーナのかゆみ対策も早めに行う

といった細かな工夫を積み重ねながら、
自分たちなりに「できること」を一つずつ実践してきました。

結果はまだわかりませんが、
「次こそは継続できますように」という気持ちで、祈りながら過ごしています。
不妊治療は努力しても報われないことが多く、心が折れそうになりますが、
それでも前を向こうとする気持ちを、この記事に残しました。

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