ホルモン補充ってもうやめていいの??
やめたら流産しないかな??
不妊治療で妊娠すると使う方が多いエストラーナテープやルトラールなどのホルモン補充薬。
エストラーナテープは毎日痒いし、飲み薬も毎日3回、時間を管理しながら飲むのは大変でした。
この度、9w3dで、医師から処方された薬を使い切る時期が来ました。
待ちに待った解放です!
しかしながら、以前薬を決まった時間に飲まず出血したことや、その後流産をした経験から

薬をやめたことで流産してしまったら、、、
と悪い方に考えてしまいます。
医師から処方された薬は9w3dまでの分。
本来なら処方された薬がなくなり、物理的に継続することはできません。
しかし2回流産している分、余っている薬が大量にあります。
薬を続けるか否か迷っていると、X(旧Twitter)で「9週頃に流産を経験している人は12週までホルモン補充を続けた方がいい」といった趣旨のポストを見てしまいます。
本当にこのまま薬をやめてもいいのか、不安になりました。
僕たちと同じように、妊娠を継続していても、
- 本当にもうやめて大丈夫なのか
- 続けたほうが流産を防げるのではないか
- 逆に薬を勝手に続けていても問題ないのか
悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
今回は、1週間余分にホルモン補充を続けたものの、勇気をもって薬をやめた体験をまとめました。
頑張ってホルモン補充を継続している方の不安を解消できたらうれしいです。
7週でクリニック卒業、9w3dまでの薬が処方された

年末年始をはさむ関係で、早めにクリニック卒業となった僕たち夫婦。
恐らく通常は8週~9週まで診てくれるはずが、早めの卒業で、残りの薬をまとめて処方される形となりました。
- 妊娠7週で不妊治療クリニックを卒業
- エストラーナテープ・ルトラールは9w3d分まで処方
というスケジュール。
妻は3回目の移植前から、ずっとエストラーナテープを続けている状態です。
肌トラブルも限界にきています。

痒すぎる。早くやめたい
とずっと苦しんできました。
しかし残りの薬が数えられるようになり、この長い治療生活に光明が見え始めます。

ようやく薬の終わりが見えてきた!
あとこれだけやったらもう終わり!
残りの薬数が徐々に減っていき、後何日で終わりと、目に見えたカウントダウンの日々が始まりました。
しかし、クリニック卒業後にXで不安な情報を見つけてしまいます。
見つけてしまったXのポスト

ある日、
「黄体機能不全、視床下部性無月経、早発卵巣不全、DORで、ホルモン補充をしていて、9週頃に流産をしている人は、12週までを継続したほうがいい」
という趣旨のXのポストを見てしまいます。
この一文を見て、

本当に9週でやめていいのか
もっと続けたほうが安全、、?
ここでやめて何かあったら後悔する
と不安が一気に膨らみました。
僕たちのホルモン補充の理由はpcos(多嚢胞性卵巣症候群)です。
過去の流産は2回とも5週の出来事。
冷静に考えればポストの内容には全く当てはまっていません。
しかしながらそれでも

もしかしたら発覚していないだけで、ホルモン分泌にも異常があるかもしれない、、、
と考えてしまいます。
やっとここまで来れたから絶対に出産までいきたい。
そして、幸か不幸か、流産を繰り返してきた影響で、エストラーナテープもルトラールも手元には余っています。
続けようと思えば、ホルモン補充を続けることができます。
薬をやめたせいでお腹の子になにかあったらと考えると、たまったものではありません。
とりあえず何かあったら怖いし、続けられるから続けてみようということで、様子を見ながらホルモン補充を続けることにしました。
※勝手な判断で薬を継続することなく、必ず医師へ相談するようにしてください。
エストラーナテープ・ルトラールはいつまで必要なのか?

結果として、僕たちは10w6dまで薬を続けました。
でも実際のところ、ホルモン補充は何週まで必要だったのでしょうか。
医師が「ここまでで大丈夫」と判断した9w3dまでが正解なのですが、一応ね!
調べていく中で分かったのは、
- 薬をいつまで続けるかはクリニックの考え方で様々
- 明確に「絶対ここまで」という統一ルールはない
ということでした。
実は「ホルモン補充は何週まで」と明確には設定されていないのです。
なんとびっくり!
だからSNSなどの経験談では、週数の情報がまちまち。
処方された週数が短い人は、不安になりやすい構造だと感じました。
閑話|海外は12週まで続けるのが普通?
ある時「アメリカでは12週まで続けるのに、日本では8~10週までしかホルモン補充をしない」という話を聞きました。
初めてその説を聞いたとき、「そうなの!?日本では短くて大丈夫なの!?」とびっくりしました。
しかし調べてみると、これは内容が正しくないことがわかりました。
前述の通り、ホルモン補充の期間というのは、正確には定められていません。
そのためクリニックの考え方により、ホルモン補充をやめる週数が決定されます。
これはアメリカやヨーロッパでも同じです。
アメリカでも、12週まで続けるクリニックもあれば、8~9週で卒業のクリニックもあります。
逆に日本でも、クリニックの考え方によっては12週までホルモン補充してくれます。
不妊治療に限らず、「海外では」、「アメリカでは」など一部の事例を取って、日本と比較されることも多いですが、情報元について確認することが重要だと、改めて感じました。
ホルモン補充を続けすぎると悪影響はあるのか?

気になってくるのは

妻がホルモン補充12週まで必要なタイプの可能性は、、、?
ということです。
それならば「とりあえず続けたほうが安心じゃない?」と感じてしまいます。
「勝手に薬を続けても問題がないなら続けたい」と思うのが人情じゃないでしょうか。
では仮に、医師の処方よりも長くホルモン補充を続けた場合、身体に悪影響はあるのでしょうか?
※薬の継続については必ず医師に相談してください。
ホルモン過剰で起こりうること
すでに体内で十分なホルモンが作られている状態でホルモン補充を続けると、
- むくみ
- 胸の張り
- 眠気
- 頭痛
- 気分の落ち込み
などの副作用が強く出ることがあるようです。
今起こっている副作用がより強く出たり、必要より長く続いたりと、辛い状況が続いてしまう可能性があります。
でも逆に言えばデメリットはそのくらいです。
「ホルモン補充を短期間延長することにより、母体や赤ちゃんの命に係わる危険が起こる」ということは少ないとされています。
ただ、ホルモンを多く補充すれば妊娠がより安定するという単純なものではなく、流産リスクが確実に下がるわけではないということも知っておく必要があります。
一般的な経過であれば、薬を続けるメリットも特にないのだと解釈しました。
すごく簡潔にまとめてみると、
「妊娠が一般的な経過であれば、薬を継続しても特にメリットはなく、副作用だけが大きくなる可能性がある」
ということになります。
それでも12週まで継続するケースがある理由

一方で、
- 反復流産の既往がある
- 胎盤完成に個人差がある
- クリニックの方針
などを理由に、12週までホルモン補充を続けるケースもあります。
でもこれは「9〜10週でやめるのが危険」という意味ではなく、「念のため」「慎重に」という考え方であることが多いようです。
もし不安であれば、医師に相談すれば薬を多めに出してもらえることが多いです。
自由診療のため、その分費用は高くなりますが、安心できるならやる意味はあるのかなと思います。
しかし僕たちは勇気をもってやめた!!

SNSなど体験談には、
- 「◯週まで続けたほうがいい」
- 「やめたら流産した」
- 「私は12週まで続けた」
さまざまな体験談があります。
ただし、それはすべて、「治療内容」「体質」「背景」が自分とは違う人の話です。
直接診てくれているのは、SNSではなく医師です。
僕たちは最終的に、医師が「この週数なら大丈夫」と判断しているから、その判断を信じようと考えました。
まとめ|体験談は気になる。でも医師を信じることが大事
エストラーナテープやルトラールをいつまで続けるか悩むのは、それだけ赤ちゃんを大切に思っている証拠です。
そして「不妊治療を少しでも早く終わらせたい」という想いや、我が子への期待が、色々な不安を加速させているのだと思います。
でも今回調べて分かったのは、
- ホルモン補充は妊娠初期に必要な役割
- 9〜10週頃には胎盤がその役割を引き継ぎ始める
- pcosでは、ホルモン補充を継続しても影響はあまりない
- 続けても妊娠が必ず安定するわけではない
ということでした。
不安が強いときは、納得できるまで医師に相談する!!
これが一番後悔の少ない選択だと思います。
僕たちは1週間ほど長くホルモン補充を継続しましたが、結局続けてもやめても、何かの不安は出てくるものです。
続けたら続けたで、「意味あるのかな。続けすぎて影響ないのかな。」
やめたらやめたで「ほんとにやめて良かったのかな。心拍止まらないかな。」
全く難儀なものです。
しかしホルモン補充をやめた今、4か月ほど続いたエストラーナテープからようやく解放されて、妻はうれしそうです。
同じように「なるべくホルモン補充を続けた方がいいの?」と悩んでいる方へ、少しでも心の支えになれば嬉しいです。
<参考リンク>
黄体支持(DOLS)を用いて補助妊娠の成功率向上を図る:ランダム化比較試験(PMC)の研究プロトコル
体外受精のためのプロゲステロン:何のためで、いつ服用をやめるべきか
体外受精後の黄体サポートの期間は重要ですが、なぜ実践では一貫性がないのでしょうか?イギリスにおける実践の動的な調査結果 – PubMed





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