10か月不妊治療をした夫婦が医療費控除を申請したら3万円戻った話

不妊治療体験

会社員だから確定申告なんて必要ないよね

会社員は会社が給与天引きして納税してくれるし、年末調整だけすれば大丈夫でしょ。

僕も今までそう思っていて、今まできちんと調べたことがありませんでした。

でも今年は不妊治療しているし

高額療養費とかも申請しなくちゃいけないし、、

と思って調べてみると、医療費控除の対象者だったのです。

実は高額療養費制度と医療費控除は全く別物です。

不妊治療を経験した僕たち夫婦が、実際に医療費を整理して確定申告をしてみたところ、
約3万5千円が還付される結果になりました。

手続きは多少ややこしいですが、絶対に手間に見合う価値があります!

知らずにやっていない人の方が多いんじゃない?
ちょっとめんどくさいから解説が必要かも!

と感じたので、今回申告のやり方や苦労した点をまとめてみました。

この記事では、医療費控除をまだやっていない人向けに、

  • 医療費控除とは何か
  • 高額療養費との違い
  • 確定申告の時期と必要なもの
  • 実際のやり方とつまずきやすいポイント

をできるだけ分かりやすくまとめます。

不妊治療夫

29歳夫乏精子症×28歳妻pcos
1人目不妊治療中
R7.04~ 体外受精開始
R7.05. 5w4d流産
R7.08. 5w5d流産
R7.10 月経
R7.11. 体外授精④
R.7.12.6w4d心拍確認
R8.01.妊娠13週

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医療費控除とは?実はやっていない人の方が多い制度

医療費控除とは、1年間(1月1日〜12月31日)に支払った医療費が一定額を超えた場合、税金が戻ってくる制度です。

対象になるのは、たとえば以下のようなものです。

  • 病院やクリニックの診察代
  • 処方薬の薬代
  • 検査費用
  • 自費診療
  • 通院の交通費(電車・バスなど)

なんと、自由診療や通院の交通費まで含めていいんです!びっくり!

しかし会社員の場合、年末調整では医療費控除は反映されません

自分で確定申告をしない限り、戻るはずのお金が戻らない仕組みになっています。

なんかずるいよね~
義務教育でやり方教えとけ!!

また、併せて重要なのは、医療費控除は、家族の分をまとめて申告することができること!

配偶者や子ども、親など「生計を一にしている家族」の医療費までまとめて申告できます。

扶養に入っているかどうかは関係ありません。

なるべく税金が高い人の名義でまとめて、申告するとお得です!

還付の計算には所得税率が関わってくるため、所得税率が高い人がまとめて申告することで、より高い金額で還付される仕組みです!

今回僕たちは夫の僕名義で申告しました。

夫婦それぞれが支払った医療費ですが、家計を一緒にしているため、妻の分もまとめて医療費控除を申告できました。

医療費控除と高額療養費はまったく別物

医療費控除とよく混同されるのが「高額療養費制度」です。

この2つは目的もタイミングも違う制度です。

  • 高額療養費制度
     → 医療費そのものの自己負担を抑える制度
  • 医療費控除
     → 支払った医療費に対して、あとから税金が戻る制度

両方を適用することができます。

なお、医療費控除が適用されるのは、実際に払ったお金のみ。

高額療養費制度で戻ってきた分は、差し引く必要があります。

マイナ保険証を利用して、最初から自己負担限度額までしか支払っていない場合は、高額療養費としてあとから戻るお金がないため、医療費控除の入力でも特別な処理は不要です。

医療費控除の確定申告はいつ?必要なものは?

対象となる医療費の期間

  • 1月1日〜12月31日に実際に支払った医療費

確定申告の時期

  • 翌年の2月16日〜3月15日
  • 医療費控除は還付申告なので、1月から提出可能

主に必要なもの

  • 源泉徴収票
  • 医療費の明細(領収書を元に集計)
  • マイナンバーカード(またはID・パスワード方式)

※ 領収書の提出は不要ですが、5年間の保管は必要です。

必要書類はありますが、e-taxを用いて、ネット上で提出することができます。

紙自体が必要なわけではなく、データがあれば問題ありません。

またスマホでも申請はできますが、明細作りがやりづらいため、パソコンでの作業を推奨します。

医療費控除のやり方|e-Taxで申告した流れ

医療費控除の申告は、国税庁の「確定申告書等作成コーナー(e-Tax)」から行います。

【確定申告書等作成コーナー】-作成コーナートップ

流れは次のとおりです。

  1. 確定申告書等作成コーナーにアクセス
  2. 作成開始 → e-Taxを選択
  3. 申請する所得は「給与所得」を選択
  4. 医療費控除を選択
  5. 医療費の入力または明細データを取り込み

画面の質問に沿って進めるだけなので、
専門的な知識はほとんど必要ありません。

医療費が多い人は「明細データ取込」が圧倒的に楽

医療費が少ない場合は、画面入力でも問題ありません。

ただし、不妊治療などで、通院や検査が多い場合は、明細を別で作って取り込む方法がおすすめです。

国税庁のサイトから「医療費集計フォーム(Excel)」をダウンロードできます。

医療費集計フォームのダウンロード|令和7年分 確定申告特集

書き方については、このExcelデータに「ご利用にあたって」のシートがありますので、

真似しながら進めれば問題ありません。

下記の例や提出のSTEPが記載されています。

提出方法もSTEPごと、丁寧に記載がありますので、事前にしっかり読みこんでから進めるようにしてください。

医療費控除でつまずきやすいポイント

実際にやってみて、つまずきやすいと感じた点は以下です。

  • 利用者識別番号が分からない


 → e-Tax利用時に自動発行・再取得可能

わからなければ、とりあえず「初めてe-taxをご利用される方」に進みましょう!

  • 明細について高額療養費をどこに入力するか迷う
     → あとから戻るお金がある場合のみ「補填される金額」に入力
  • 明細を細かく分けすぎて疲れる
     → 同じ医療機関なら多少まとめてOK

僕は「医療機関ごと・月別の合計金額」+「交通費の月別」を一行にまとめました。

会社員であれば、会社から配られる健保からの連絡書類を使うと楽です。

ただし、健保からの書類には1月~8月までしか記載がないので注意!

その後の9月~12月分は、領収証やクレカの支払い履歴を追う必要があります。

  • xmlファイルを読み込めない
     → 保存場所の指定ミスが原因のことが多い

先に明細を作っていれば問題ないのですが、「確定申告書等作成コーナー」から先に手をつけ始めると間違えやすいので注意!

基本的に、「医療費集計フォーム」をよく読みながら進めていけば、つまずきません

医療費控除をやらないと、実は損しているかも

次のような方は、医療費控除の対象になっている可能性があります。

  • 自費診療があった
  • 通院回数が多い
  • 家族分の医療費がかかっている
  • 「どうせ戻らない」と思って何もしていない

実際、計算してみないと分からないケースがほとんどですが、不妊治療は対象の金額になっている場合が多いです。

一度整理してみるようにしてください。

明細づくりから申請まで、初めてのため時間がかかりましたが、それでも2時間ほどで申請することができました。

2時間で3万5千円は大きい!!

まとめ|お金の制度は「知らないと損」しやすい制度

医療費控除は、実は特別な人だけの制度ではありません。

実際にやってみて、約3万5千円が戻る結果になりました。

手間は多少かかりますが、一度流れを理解すれば、翌年以降はかなり楽になります。

「自分は関係ない」と思っている方ほど、一度だけでも医療費を整理してみる価値はあると感じました。

<参考リンク>

[年収別]医療費控除で還付金はいくら戻る?|計算方法とシミュレーション | 税金・マネー・計算

医療費が高額になると税金が戻ってくるしくみ「医療費控除」 | がん治療費ドットコム

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