この度胎嚢確認後の検診を迎えました。
妊娠6週4日。
一般的に心拍が確認できる頃のようです。
しかし我々夫婦には不安があり、それは1週間前の検診で、胎嚢が8.0mmだったことです。
平均より小さめで不安。

今回で心拍が確認できなかったら、胎嚢が大きくなってなかったらどうしよう
週数のわりに小さい我が子が非常に心配で、長い1週間を過ごしました。
そして待ちに待った、とんでもなく怖い検診の日を迎えました。
緊張の中迎えた検診では、無事心拍を確認することができました。
SNSで体験談を探しても、胎嚢が小さい投稿をしている方は、その後流産している場合が多い傾向があり、本当に不安でした。
でも僕たちの体験が不安なみなさんへ希望として残れば幸いです。
ただ、心拍を確認できたからといって、不安は尽きません。
胎嚢も小さかったですが、今回確認できたCRLも小さかったのです。
今回は今後の不安と油断してはいけない状況についてまとめました。
- 小さめだった場合でも、6週4日で心拍が確認できるケースがある
- 妊娠6週前後における、CRL(頭殿長)の一般的な目安と考え方
- 重視するのは、大きさより変化
- つわりほとんどない場合でも不安にならなくていい!
- 心拍確認後の流産確率の目安
BT20で胎嚢が小さかった話はこちらから
検診で確認できたこと

この日の診察で確認できたのは、
- 胎嚢:15.4mm
- 心拍:画面の中で、ぴょこぴょこ動く赤ちゃんの姿
前回胎嚢8.0mmで不安でしたが、この時期の胎嚢は1日1mm程度のスピードで大きくなっていくようです。
7日経って、胎嚢サイズが15.4mm。
ちょうど1日1mmほど大きくなっているので順調に育っているみたい。
またリングとダイヤを確認することができました。

リングの部分が赤ちゃんの栄養となる卵黄嚢
ダイヤの部分が赤ちゃん本体の胎芽です。
さらに検診の際にぴょこぴょこと小さく動く赤ちゃんの心拍を見せてもらえたそうです。
妻は泣いていました。
4回目の胚移植でようやく見られた心拍。
ずっと薬続けて頑張ったもんね。
本当によく頑張ってくれました。
エストラーナで皮膚もかゆいし、ルトラールの薬の副作用もあるのにずっと続けてくれて本当にありがとう。
とは言えここはゴールではありません。
今回この胎芽が小さめであることがまた僕らを不安にさせています。
安心したのも束の間、また出てくる「小さい?」という不安

検診の週数は 6週4日でした。
そしてCRL(赤ちゃんのサイズ)は 3.2mm。
心拍が確認できてうれしいけど、6週4日にしては小さい、、?
6週4日のCRLは通常どのくらい?
一般的なCRLの目安は以下の通りです。
- 6週0日頃:約2〜4mm
- 6週5日頃:約4〜6mm
- 7週0日頃:約5〜10mm
6週4日でCRL 3.2mm は、平均よりやや小さめのようです。
1週間前胎嚢が小さかったから、それに応じてCRLが小さいのも当然かもしれないけど、、、
妊娠初期は、
- 排卵日のズレ
- 着床のタイミング
- 成長スピードの個人差
で、数ミリ単位の差が簡単に出る時期みたい。
でも胎嚢の時も思ったけど、移植日は確実にわかってて、BT5で検査薬も反応しているんだよなあ。
着床のズレとかない気がずっとしているから不安です。
でも医師が見ているのは「大きさ」より「変化」
この時期、医師が特に重視するのは、
- 前回から成長しているか
- 心拍が確認できているか
今回の場合、
- 胎嚢:8.0mm → 15.4mm
- 心拍あり、胎動も確認
つまり発育が止まるような兆候はないとのこと。
心拍を確認しながらもすごく不安がっている妻に、お医者さんから「何をそんなに不安がってるの!もっと自信もっていいよ!」と言う心強いお言葉をもらったそうです。
じゃあ信じるしかない !
もうひとつの不安:つわりが軽すぎる?

実はもうひとつ、妻が強く不安に感じていることがあります。
それが、つわりがとても軽いこと。
症状としては、
- 食後に少し気持ち悪くなる
- 実際に吐くことはない
- 胃が重たい、ムカムカする感じ

こんなに軽くて、本当に大丈夫なのかな?
と、何度も口にして日々不安がっています。
つわり=吐くではない
つわりがある=毎日吐く
つわりが軽い=妊娠がうまくいっていない
こんなイメージが妻の中にはあるみたい。
でもこれは医学的には全く正しくないようです。
つわりの出方は本当に人それぞれで、
- 吐かないけど気持ち悪い
- 胃の不快感だけが続く
- 食後だけムカムカする
という方も、実はとても多いらしい。
そして
• つわりが重い → 順調
• つわりが軽い → 危険
このような関係は医学的に全く関係ないと断言されています。
6週台はまだ軽い人が多い時期
また一般的に、
- つわりのピーク:8〜10週頃
- 6週台:始まりかけの時期
と言われています。
この時期は、
- まだ症状がはっきりしない
- 日によって強さが違う
- 「なんとなく調子が悪い」程度
ちなみに「胃が重たい」は妊娠初期の典型症状
調べてみると妻が感じていた胃が重たい感じは、妊娠初期に分泌されるプロゲステロン(黄体ホルモン)の影響で、
- 胃腸の動きがゆっくりになる
- 消化に時間がかかる
- 食後にムカムカしやすくなる
ために起こる、よくある初期症状みたい。
とはいえ、黄体ホルモンは薬で補充しているから妊娠と直接関係あるかは微妙。
でもリセットのときのルトラールは気持ち悪いって言ってなかったんだよなあ。
今回妊娠4週くらいからずっと「何となく気持ち悪い」ってのは妻が訴えています。
それが薬のせいなのか何なのかわからない。
つわりと薬の副作用の区別はつかない。
でも妻としては「つわりじゃなきゃ意味がない」くらいの勢いです。
こんなにも「つわりがないから不安」だと妻訴えるのは、実は心拍を確認しても、流産の可能性がまだあるからです。
心拍確認後の流産率について

調べていると、心拍を確認できても、その後流産している体験談がたくさんあります。
一体どのくらいの確率で起きるものなのでしょうか。
一般的に、妊娠全体の流産率は約10〜15%と言われていますが、その多くは心拍が確認できる前に起こるみたい。
実際僕たちの2回の流産はどちらも妊娠5週で起きています。
妊娠初期、妊娠6週以降の流産率を調べてみました。
- 妊娠6週…9.4%
- 妊娠7週…4.2%
- 妊娠8週…1.5%
- 妊娠9週…0.5%
- 妊娠10週…0.7%
妊娠6週でもまだかなり確率が高く感じます。
これは心拍が確認できるかできないか狭間の週だからです。
心拍が確認できる7週には大きく確率が下がっていることがわかります。
妊娠初期の流産の多くは、受精卵側の染色体異常によるもので、心拍が確認できているということは、すでにいくつもの重要な段階を乗り越えている証でもあります。
とはいえ、すでに2連続流産ですでに1%の確率を引いている僕たちには、安心材料としては弱い。
まだまだ不安は続きますが、来週の卒業検診を楽しみに、夫婦手を取り合って生きていこうと思います。
まとめ|小さくても、つわりが軽くても、希望はある
胎嚢が小さいと不安ですよね。
経過が大事とわかっていても、「順調に育ってくれているか」「今度こそうまくいってほしい」そんな期待と不安で胸がいっぱいになります。
前週検診の結果、胎嚢が平均より小さく不安な日々を1週間過ごしてきました。
でも今週の検診では
- 胎嚢8.0mmから1週間でしっかり成長
- 6週4日で心拍・胎動を確認
- CRL3.2mmは経過観察で問題ない範囲
- つわりが軽くても異常ではない
とてもうれしい結果が待っていました。
「数値が平均より小さい」「つわりが軽くて不安」様々な気持ちで検索している方に、
「今の時点で悲観しすぎなくていい」
ということが伝われば嬉しいです。
<参考リンク>
妊娠6週|エコーで赤ちゃんの心拍確認、つわりの症状や過ごし方 | ままのて
妊娠2ヶ月(妊娠4週、5週、6週、7週)の胎児と母体の状態-おむつのムーニー 公式 ユニ・チャーム
つわりのピークはいつ?辛い妊娠初期を乗り越えるためのコツ【医師監修】体外受精と妊娠初期の経過 | リプロダクションクリニック東京公式ブログ



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