- 不妊治療でギクシャクするようになった方
- 夫婦間の喧嘩が増えた方
- レスになった気がする方

不妊治療を始めてなんだか夫婦の仲が悪くなったような気がする、、、

愛情が薄れちゃったのかな、、、
こんにちは !
20代後半の不妊治療中夫婦です!
不妊治療を進める中でよく聞く話が、
「夫婦間の仲が悪くなった」という話です。
正直我々夫婦は仲が悪くならず、
元気にやっています!
たまに喧嘩もしますが、
ギクシャクするほど後を引いたりは
していないです。
しかしそれはまだ治療歴が
短いからかもしれません。
今後起こりうる不仲を予防するべく
世間一般の夫婦仲が悪くなる原因と、
僕たち夫婦でできる・やっている対処法をまとめてみました!
不妊治療により夫婦仲が悪くなる主な原因

調べてみると夫婦不仲は
感情面での原因がほとんど。
持論なのですが、
夫側がいかに奥さんの心のケアをできるかが不仲解消のポイントだと思っています。
特に不妊治療はホルモンに
作用する薬が多く、
治療の時期によって奥さんの感情起伏が
激しくなる時期があります。
なるべく理解し、
受け入れる器を持つことが大事です。
1.心理的ストレス・感情のすれ違い・孤立感
不妊治療に伴う「喪失感」「無力感」「焦り」「罪悪感」などの感情が、夫婦関係に深刻な負担となることがあります。
→ こうした感情は、関係の緊張やコミュニケーション不足につながりやすいです
男側が思うよりも女性は特に「孤独」を
感じていることが多いです。
- 診察や治療の場面で一人になるとき
- 結果待ちの時間
- 夫との温度差を感じたとき
- 周囲の妊娠・出産報告に接したとき
- 治療の失敗や流産を経験したとき
- 職場や社会との両立に悩むとき
診察や病院はなかなかスケジュールが合わず
同行が難しい場合も多いかと思います。
僕も毎回同行することは難しいですが、
妻が来てほしいと言った時には可能な限り調整するようにしています。
また上記のような
物理的な孤独ももちろんですが、
「誰にも理解されない」と感じた時、
孤独感を強く感じやすいようです。
男には理解しづらい局面も多々あります。
例えば、女性は不妊治療していることを
周りに言いづらいことをわかっておきましょう。
不妊治療していることを言っていないがゆえに、同僚や親族、周囲から「子供作るなら早い方がいいよ」「子供がいないと身軽でいいね」など善意からの一言で奥さんが傷つけられている可能性があります。
また夫の皆さんにしか言えない愚痴もあります。
温かく受け入れる器を育てましょう。
不妊治療は夫婦で行うものです。
仕事などを理由に「自分にはできることがないから関係がない」という態度をとるのだけは絶対にやめるようにしましょう。
2.コミュニケーションの欠如・期待の不一致
治療への考え方や姿勢が異なることで「思っていることをわかってもらえない」「自分だけ責められているように感じる」といった摩擦が生じます。
→ 「対話が減る」「理解し合えない」というすれ違いが生まれる典型的なパターンです
順調に進んでいるときはいいですが、
奥さんになにか不安があったときの返事や声掛けは難しいですよね。
- 気持ちを否定せずに受け止める
- 治療に「一緒に向き合う姿勢」を示す
- 日常会話で治療以外の話題も大事にする
- 感謝やねぎらいの言葉をこまめに伝える
- 気持ちを聞くタイミングを意識する
- 責任を押し付けない・比較しない
妻との言葉でのコミュニケーションは
本当に大事だと感じています。
男なら「こんなの愛がないとできないだろ」「行動からわかるだろ」ということも
実際に口に出して愛を伝えてほしい。し、
当然行動でも表してほしいというのが僕の妻です。
言葉か行動かどちらかではなくて、
どちらもしてく必要がありますが、
言葉で伝えることがより安心感を持ってもらえるのかなと感じています。
例えば妻から「僕が妻のことをちゃんと好きか」頻繁に確認されます。
4年半ほぼ毎日一緒にいて、
家事やこまめな連絡などで
愛や好意を伝えているつもりでも、
妻には「言葉にしてほしい」という想いがあるようです。
このことは僕の体験談のため
マイノリティの話かもしれませんが、
とにかくパートナーに合った安心を与え続けるのが重要ということです。
言葉によるコミュニケーションが苦手な男性も多いと思います。
パートナーが求めているのであれば
めんどくさがることがないようにしましょう。
また、共感もとても大事です。
愚痴にアドバイスしたくなる気持ち、
めちゃくちゃわかります。
というかよくしてしまいます。
結構愚痴聞くのが嫌いではなくて、
割と得意な方なのですが、
妻の愚痴だけはなんだか聞いていられない。
妻も自分自身の延長と捉えてて、
妻の苦痛が自分の苦痛に感じるからなのだろうか、、、?
とにかく愚痴にアドバイスはNGです。
どっしりと構えてちゃんと話を
聞くようにしてください。
相づちは「辛かったね」「大変だったね」「代わってあげられなくてごめんね」
以外禁止です。
さらに!特に「ありがとう」「ごめんね」はとても大事な言葉です。
小さなことでも普段から
ちゃんと伝えるようにしましょう。
金銭的・医療的プレッシャー
高額な治療費や治療結果の不確実性は、夫婦双方にとって大きな重荷になります。特に意思決定が難しい状況では、「疲れ」「倦怠感」「疲弊感」が関係性にも影響します
不妊治療中はお金がたくさんかかります。
いつ終わるかわからない不安感と
継続して減っていくお金。
大きな重圧ですよね。
また1日3回絶対に飲まなければいけない薬や、かぶれているのに貼り続ける貼り薬、
毎度順調に進んでいるかのプレッシャーなど
男には代われない重圧があります。
男がやるべきことはせめて金銭だけは不安の無いように稼ぎ続けることだと思います。
<参考リンク>
セックスレスの問題

治療がセックスのタイミングを人工的に決めさせることや、身体的・精神的疲労が原因で性生活が減少することも、不満や関係の冷却につながる要素です
僕たち夫婦はタイミング法を飛ばして
体外授精しているので、
セックスが作業感になることはなく済んでいますが、それでもセックスについてはシビアな問題です。
一般的になぜ不妊治療で
レスになりやすいのでしょうか。
タイミング指導の影響
- 医師から「この日に必ず性交を」と言われることで、義務的な行為になりやすい
- 「排卵日以外はしない」という習慣になってしまう
身体的負担
- 採卵や移植、ホルモン治療で女性の体調が不安定
- 痛みや副作用で性交自体がつらくなる
心理的プレッシャー
- 「結果を出さなきゃ」「この日にしないと意味がない」という緊張感
- 成功・失敗がはっきりするため、行為自体にストレスを感じる
パートナー間の気持ちのすれ違い
- 妻は「治療のために協力してほしい」と思う
- 夫は「求められているのは子づくりだけ」と感じ、性欲や自尊心が下がる
時間と心の余裕の欠如
タイミング法では、妊娠のためには
医師に指定された日にセックスを
しなくてはいけません。
そのためセックスが
お互いのプレッシャーになり、
コミュニケーションではなく、
「義務」「ストレス」に感じられてしまい
レスになってしまうようです。
男側も意外に繊細なもので
精神状態が勃起にすごく影響します。
もしできない日があったときも
あまり夫を責めないであげてください。
僕自身、自然妊娠しない精子濃度で男性不妊を抱えています。
特に性欲や勃起力に関しては
波がありいつもちゃんとできるか不安があります。
その日を逃がせない気持ちもわかりますが、
普段からプレッシャーをかけ過ぎないようにだけお願いいたします。
男側の対策としては普段からサプリメントや
生活習慣の改善で精子の質を向上させることが重要です。
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ではレスにならないようにする工夫はあるのでしょうか。
レスを予防・改善する工夫
- 「妊活目的」以外のスキンシップを増やす
- 手をつなぐ、ハグ、マッサージなど性行為以外の触れ合いを大切にする
- 性交を「義務」から「コミュニケーション」に戻す意識
- 排卵日以外にも触れ合う時間を持つ
- 「結果が出なくてもいい」という余白を作る
- 気持ちを言葉にする
- 妻:「タイミングが義務みたいでつらい」
- 夫:「子どもを作るためだけに求められてる気がして苦しい」
→ 正直な気持ちを話すことで誤解が減る
- 専門家に相談する
- 不妊治療クリニックにはカウンセリングを設けている場合がある
- 性機能の問題がある場合は泌尿器科や婦人科でも相談可能
ここでも大事なのは
夫婦間でのコミュニケーションです。
身体的なコミュニケーションと
言語的なコミュニケーションで
レスを予防・改善する工夫は
できるようです。
身体的コミュニケーションでの工夫
- お風呂を別々にし、
なるべく裸に見慣れないようにする - シャンプー、ボディソープを
それぞれ別のものを使用する - 断られたらその日はしつこく誘わない
- 断られてもいじけない
僕たちは夫婦は
一緒にお風呂に入っていました。
でもレスを意識するようになってから、
お風呂を別々にし、シャンプー・ボディソープも違うものを使用するようにしました。
効果はかなり感じています。
視覚的にも触覚的にも
慣れてしまっていたものが、
なかなか見れない、触れない状況になり、
すごく欲しいものに変わったような感覚です。
また特に女性はホルモンの状況や
薬の状況によって
したい日、したくない日が強く出るように
感じています。
妻がしたくない日は深追いしない、
断られてもいじけず、
妻がしたい日に備えておく
ということを男性側は身に着けておくとよいでしょう。
セックスに至るまでのやり取りが
大きなストレスにならないよう、
気楽に臨みましょう。
言語的コミュニケーションでの工夫
- 感謝やねぎらいを言葉にする
- 気持ちを率直に共有する
- スキンシップを性行為と切り離す
- 日常会話やユーモアを忘れない
- 断る時も代替案を添える
僕は特に重要なのは言語的コミュニケーションと考えています。
普段夫婦間で心の内を話し合えていますか?
なにも悪いことまで何でも言って
喧嘩しろということではありません。
悪くなった関係を
そのままにしてはいけないということです。
ぜひ嫌だったこと・うれしかったこと
共有するようにしてみてください。
嫌で改善してほしいことを
しっかり話し合うことはもちろん、
嬉しいこと・楽しいこともちゃんと伝えて、
お互いリラックスできる関係で
レスを解消できるよう前向きに進んでいきましょう。
家族、特に伴侶は
人生で一番長く一緒にいる人です。
人生における一番の営業先だととらえて、
いい関係でいられるようお互いに努力してみましょう。
カウンセリング

しかし2人だけではどうしても
解決が難しい場合もあります。
そういう場合は専門家に
頼ってみるというのも手だと思います。
病院によってはカウンセリングを病院内で行ってくれるところもあるようです。
不妊治療を終わらせるためにも、
協力的な夫婦な関係を築き、
その後の子育てでも共闘できる仲間として
信頼関係を作っていきましょう。
まとめ
不妊治療は、心身ともに大きなプレッシャーを伴うため、どうしても夫婦関係に影響が出やすいものです。
- 感情のすれ違い・孤独感
- コミュニケーション不足や期待の不一致
- 金銭的・医療的なプレッシャー
- セックスレスの問題
こうした要因が積み重なると、夫婦の仲がギクシャクしてしまいます。
ですが、ちょっとした工夫や意識の持ち方で予防・改善することが可能です。
- 言葉で感謝と気持ちを伝える
「ありがとう」「ごめんね」「大変だったね」といった小さな一言が安心感につながる - スキンシップを“義務”から“楽しみ”へ戻す
手をつなぐ、ハグするなど、性行為以外の触れ合いも大事にする - 夫婦で一緒に悩み、一緒に解決する姿勢
「自分にはできることがない」と突き放さず、できる形で協力する
不妊治療は「夫婦どちらか一人が頑張るもの」ではなく、「2人で一緒に乗り越えるもの」。
信頼関係を深める大切なプロセスだと考えれば、治療そのものが夫婦の絆を強くしてくれるはずです。
無理せず、時には専門家やカウンセリングも活用しながら、パートナーを“伴走者”として大切にできる関係を築いていきましょう。
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