㉕流産

不妊治療ブログ

僕たちは
28歳夫と27歳妻の赤ちゃんが欲しい夫婦。
鮮血が出た。
※エコー写真が写ります。閲覧ご注意ください。

切迫流産

出血があった日から3日目。
出血もなくなり、身体の異常はなくなりました。

出血から2日間ネットを調べまくりましたが、
とにかく切迫流産の状態であることがわかりました。

切迫流産とは、
妊娠22週未満で、お腹に胎嚢は確認できたけれど出血など流産の疑いがある状態です。
流産という名前がついていますが、
流産が確定しているわけではありません。
妊娠継続の可能性も大いにあるようです。
でも通常より流産の可能性が高いことは確かで、病院によっては絶対安静の指示が出るみたい。

僕らは切迫流産からの妊娠継続を祈り、
なるべく安静にし、病院へ行くのでした。

エコー確認

病院へ行き、
早速エコーにて子宮の状態を確認します。
エコー写真が写ります。
閲覧ご注意ください。

結果としては血まみれでよく見えないということ。

多分これが胎嚢かなあ?というのが
8.8mmで見えます。
でも4日前、胎嚢確認時には8.2mmでした。
この時期の胎嚢は大体1日1mm程度大きくなっていくそうです。
これが胎嚢だとすれば
あまりにも育っていない。

また妻のエコー撮影時のhCG値は2,100
4日前の妊娠判定時のhCG値は1,000。
順調であればhCG値は48時間で
倍増するという話もあります。
なので本来hCG値は4,500程度欲しいところ。
結構少ないからやっぱり危ないのかなあ。

でも妊娠継続の可能性がないわけではないので、薬は継続します。

流産判定

5日後また病院へ行き、検査をします。
妻は完全に流産覚悟モード。
事前に、「もう絶対いなくなっているから、期待しないでね」と念を押されます。

病院でまたエコー確認。
結果として血だまりもなくなっていてすごく綺麗な子宮に戻っていました。
でも同時に胎嚢もいなくなっていました。
すごく悲しい。

この時期の流産の原因は、
胎嚢の遺伝子不良。
だからなにが悪いとかじゃなくて、
強い遺伝子を残していくために、
身体が自動的に不良の遺伝子をはじくようにできているようです。

25-29歳の22週までの流産確率は20%
言われています。
僕は、僕らの負担にならないよう、
お腹の中の子が自らいなくなることを選んでくれたのかなと思っています。
ほんとうに優しい子だったんだなと思います。

でもそれはそれとして現実は現実。
事前に色々シミュレーションしていて、
もしこれでこれ以上育たなくなった胎嚢が
子宮に残り続けていたりすると、
自然の排出を待ったり、
場合によっては手術も必要だったり

さらに時間が必要になっていたかも。

今回綺麗になくなっていてくれて
助かったところもあります。
そこは妻の身体の働きに感謝。

もうなるべくなんでもプラスにとらえるようにして前に進んでいこうと思います。

ちなみに今回のhCG値は112。
「しっかりhCG値が下がってからまた最速で再開して行こうね」とお医者さんに言っていただいたようです。

生理痛

その3日後、妻に生理が来ていましたが、
かつてないほど生理痛に苦しんでいました。

元々妻は多嚢胞のため、
半年~1年ほどに1回しか生理が来ませんし、ずっと低用量ピルを服用していたため、子宮内膜も薄く、生理痛が軽かったのです。

ところが今回妊娠に向けてずっと子宮内膜を厚くし、ふかふかにしていました。
それが剥がれ落ちる痛みで
今までにない生理痛を引き起こしたようです。
通常より多くのレバー状の塊も
出たとのこと。

「3人だったのにまた2人になっちゃったね」という妻の言葉はぐっと来たなあ。

僕には、遺伝子不良で流産が起きたっていう事実が残ったけど、妻のお腹の中には命があって一緒に生きてたんだもんなあ。

男はなんにも肩代わりできなくて
本当に申し訳ない。
でもできること頑張って今後も夫婦一緒になって頑張っていきたいです。

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