- 今から不妊治療を始める方
- 病院に通えるか不安な方
- 仕事との調整が不安な方
不妊治療って頻繁に病院に通うみたいだけど
仕事しながら続けられるの、、、?
こんにちは!
不妊治療中の20代後半夫婦です!

病院にすごく通わなくちゃいけない???
突然病院に行く日があるの???
不妊治療始めるにあたって、色々調べると
色々出てきて不安ですよね。
私たちもすごく不安な中、
不妊治療を開始しました。
実際どんなスケジュールなのか、
どの段階で病院通いが必須になってくるのか、
私たちの体験をもとにまとめました!
※あくまで私たちの実体験となります。
私たちは不妊治療を開始した時点で
体外授精からスタートしています。
個人差ございますので、ご了承ください。
注射での卵胞成長記録はこちら
採卵のスケジュール

- 通院が多いのは採卵・排卵誘発期
- 2週間で6回通院
- 自己注射でないなら頻度は上がる
- 日程は病院から指定される
注射は通常生理2~3日目からスタートですが
私たちは通院のタイミングで遅れ
生理開始4日目からスタート。
そして生理開始18日目に採卵がありました。
妻はこの2週間で6回通院しました。
6回と聞くと少ないように感じますが、
行く日にちは病院側から指定されます。
何日かに1回通院があることはわかりますが、
事前に日付が決まっているわけではなく、
2,3日前に突然通院が決まります。
自己注射ができたのでこれで済みましたが、
自己注射ができない病院だと、
ほぼ毎日通院の必要があります。
仕事との両立

- 1日のうち2時間空けられればOKだった
- 妻の場合は午前中に通えるように調整
- フレックスタイム制が有効
- 仕事終わりに通える病院もある
妻の働き方
結論妻の場合、
シフト制の勤務時間帯を
午後~夜にすることで
午前中に毎日でも病院に通える環境を
整えました。
妻の葛藤はこちらから
採卵前はたくさん通院する必要があるとはいえ、拘束時間は比較的短いものです。
1日のスケジュール
通院の内容は採血とエコーです。
大体9時に病院に行き、
11時前には病院を出られるようなスケジュールです。
- 9時00分 病院着
- 9時05分 採血
- 9時30分 エコー確認
- 10時00分 診察+今後の説明
- 10時30分 会計
- 11時00分 昼食&移動
- 13時00分 勤務開始
特に平日の午前中は混雑も少なく、
2時間もあればすべて完了しました!
フレックスタイム勤務制度があれば
積極的に活用することで、
仕事との両立可能性が広がります。
仕事終わりに通院するケース

フレックス制度もないし、
シフト制でもないし
そんな自由に休めないよ、、、
そういう方の方が多いのではないかなと
思います。
そういう方には仕事終わりでも
通える病院をおすすめします。
例えば「にしたんARTクリニック」では
平日22時まで土日祝も無休で診てくれます。
地域で限定されてしまうかもしれませんが、
こうした不妊治療専門医を探してみるのも
1つの手です。
会社への伝え方
妻の場合
妻も不妊治療を伝えるタイミングには
苦労していました。
ただシフトなどを調整してもらうためには
絶対に上長に相談しなくてはいけない。
でも男性上司には特に言いづらい、
恥ずかしい。
色々な葛藤は抱えていましたが、
勇気をもって話したら
解決することができました。
本人の性格にもよってきますが、
不妊治療をあまり人に言いたくない妻は、
伝える人は本当に限っており、
シフトを作成する上長にのみ伝えて、
勤務体系を変更してもらいました。
相談の際も、「事前に時間をもらって別室で」ということはせず、
2人になるタイミングを狙って
自然に伝えていました。
同僚にも伝えることなく、
上長にも秘密を守っていただき、
平穏な働き方を続けられています。
そんな企業ばかりではない、、、
でもこれは企業によって本当に様々で
苦労するところだと思います。
妻は、女性が多く産休・育休制度を
強みにしている企業に所属しています。
そのため理解が得られやすかったのですが、
それでも男性上司への相談には勇気が必要でした。
これが僕の所属している企業なら
こんなにうまくはいかないと思います。
未だに昭和気質の上層部は、
守秘義務も守らず、陰で文句やセクハラ発言を平気でするでしょう。
そういう企業だと本当に言いづらいですよね。
気休めかもしれませんが、
国で整えている制度や採用している企業事例を盾にとって相談してみるのはいかがでしょうか。
不妊治療のための制度

国が企業に推奨している不妊治療支援制度
1. 休暇制度の整備
- 不妊治療休暇
年次有給休暇とは別に、不妊治療専用の休暇を設けることを厚労省が推奨。
→ 通院や治療のためのまとまった時間が確保しやすい。 - 時間単位の休暇
半日・時間単位で取得できる制度を導入すると、治療のための通院(採卵・移植など)に柔軟に対応可能。
2. 時間外労働や勤務時間の配慮
- 短時間勤務制度
治療のために就業時間を短縮できるようにする。 - フレックスタイム制度
通院に合わせて出社・退社時間を調整できる。 - 在宅勤務制度
通院日以外も、体調に合わせて自宅で勤務できるよう推奨。
3. 両立支援助成金
厚労省が「不妊治療両立支援コース(両立支援等助成金)」を設けていて、
企業が制度を導入し実際に社員が利用すると、会社に助成金が支給されます。
例:
- 不妊治療休暇制度を導入・利用 → 助成金対象
- 時間単位休暇や在宅勤務を導入・利用 → 助成金対象
4. 相談窓口・ハラスメント防止
- 社内相談窓口の設置
不妊治療に関する相談や制度利用に関する相談をできるようにする。 - 不妊治療に関するハラスメント(「治療してるから負担になる」など)防止教育も推奨。
5. 企業が実際に導入している制度(事例)
厚労省や各企業による取り組み事例も
増えています:
日本航空(JAL) では、
生殖補助医療に対して累計1年まで(2回まで分割可)の休職制度。
また、失効有給を最大5日、不妊治療に
利用可能としています。
バンダイ では、
「こうのとり休暇」や
「ファミリーフレンドプラン」という名称で、1か月〜1年の休暇を取得可能にし、
利用しやすさを工夫して普及を目指した事例もあります。
気休めかもしれませんが、
知識として知っておくと、
会社との相談の際、役立つかもしれません。
悩み | 活用できる制度 | ポイント | 体験からの一言 |
通院で急に休みたい | 時間単位年休、 特別休暇 | 年5日まで時間単位でOK | 午前だけ病院→午後出社できて助かった |
長期的に休みたい | 不妊治療休職制度 | 企業によって最長1年など | 治療に専念できたけど、 収入は要確認 |
費用が重い | 治療補助・ 貸付制度 | 補助額や条件は会社ごとに違う | 毎月の自己負担が少し軽くなった |
まとめ:これから不妊治療を始める方へ
今回不妊治療で一番通院の多い
採卵・排卵誘発のスケジュールと、
会社への伝え方・制度をまとめました。
僕たちの場合はたまたまうまくいって
順調に不妊治療をスタートできましたが、
不妊治療を始めるまでにハードルがあるのも確かです。
- 通院頻度が高いのは採卵・排卵期
- 2~3日に1回通院
- 1回2時間ほど時間が必要
- 仕事終わりの通院も視野に
- 国が推奨している制度がある
- 導入している企業事例を知ろう
不妊治療もその準備も大変です。
僕たちも行き詰って「もうだめだ」と
思うことが多々あります。
この記事が皆様の助けになっていたら
嬉しいです。
一緒に頑張っていきましょう
<参考リンク>
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